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30代の男性会社員。完全な在宅勤務が認められ、買い物は通販。ほぼ外出せずに生活していますが、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をしました。
接種会場の隣で生活困窮者向けの炊き出しが行われており、生活に苦しんでいる人がこんなに多いのかと驚きました。また、会場では若いスタッフがきびきびと働いており、飲食業などが思うように営業できず、こういう場で働く人もいるのかと想像しました。
そして、私は我先にと3回目の接種をしたことを恥ずかしく思ったのです。買い物の感染リスクを誰かに押しつけ、外食やレジャーにお金を使うこともしない。外の世界から目を背け、自分のことしか考えていないと気づきました。
しかし感染防止を思えばこの生活は否定されるものではない。問題は自分の領域を超えており、どうしようもないとわかっていますが、モヤモヤが心を占めています。この感情とどのように向きあうべきでしょうか。(東京・A男)
◇野村 総一郎(精神科医)