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[令和の天皇 コロナ下の日々]<上>「触れ合い」制限された1年、緊急事態の先見つめる

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、今月23日の天皇誕生日の一般参賀は、2年続けて中止になった。昭和天皇の崩御、平成の即位礼と続いた1989、90年以来のことだ。戦後の象徴天皇制の下で大切にされてきた「触れ合い」も制限されたこの1年。天皇陛下はいかに国民に寄り添おうとされたのか、振り返る。

天皇、皇后両陛下も遺族代表もマスク姿だった全国戦没者追悼式。天皇陛下は戦争の惨禍とコロナ禍の両方に心を寄せるお言葉を述べられた(2020年8月15日、東京・日本武道館で)
天皇、皇后両陛下も遺族代表もマスク姿だった全国戦没者追悼式。天皇陛下は戦争の惨禍とコロナ禍の両方に心を寄せるお言葉を述べられた(2020年8月15日、東京・日本武道館で)

 政府が最初の緊急事態宣言を発出した昨年4月7日は、自治体に避難所の感染対策が要請された日でもあった。天皇陛下はそれ以前から「自然災害が起こったら、避難所は密集してしまう」という懸念を周囲に伝えられていたという。

 「陛下は緊急事態のさらに先を見つめられていた。ただ、その姿が一般の目に触れることはなかった」と政府関係者は明かす。

 昨年の天皇誕生日の一般参賀の中止は、2月17日に発表された。国内の1日の感染者数はまだ、クルーズ船の事例を除くと10人前後で推移していた。この時、宮内庁に助言した専門家は「中止の決定的な材料はなかったが、陛下は実施に慎重だと聞いた」と証言する。

 「大規模集会自粛」の先駆けとなった皇室の決定は、自粛ムードの拡大や東京五輪・パラリンピックへの影響を懸念する政府内に波紋を呼んだ。「勝手なことをするなと、宮内庁が官邸から叱責しっせきされた」。そんな話が広まったが、後のデータが判断の妥当性を裏付けた。誕生日の前日に20人を超えた1日の感染者数は、3月に50人、100人、200人と急増した。

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1841200 0 特集・連載 2021/02/14 05:00:00 2021/02/14 05:20:11 終戦75年。全国戦没者追悼式で追悼の辞を述べた、戦没者遺族代表の杉山英夫さんと、天皇、皇后両陛下=代表撮影。東京都千代田区の日本武道館で。2020年8月15日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210214-OYT1I50015-T.jpg?type=thumbnail

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