文化や古典も大切に…芦田愛菜さん 14(女優)
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14年間「平成」の時代を生きてきたので、最初は元号が変わることに不思議な感じがありました。でも、「令和」は言葉の響きもいいし、1000年以上前の「万葉集」から新しい時代の元号が作られるというのは、すごくすてきだなと思いました。新しい時代が到来するんだ、という実感がわいてきています。
来年は東京五輪・パラリンピックが行われ、世界の注目が日本に集まります。お正月やお花見など、日本人にとっては当たり前の行事も、由来を知りたいという外国の方は多いと思います。自分の国のことを尋ねられて説明できないのは恥ずかしいので、自分自身も日本の文化をしっかり学びたい。学校の授業で「徒然草」を習ったとき、努力を重ねることが大切など、今に通じる教えがたくさんあると感じました。「温故知新」という言葉通り、昔の人の知恵が詰まった古典も勉強したいと思っています。
令和では、私たちの世代が働いたり、社会を支えたりするようになります。子どもがつらい思いをすることがない時代になってほしい。今日はすごく楽しかった、明日が来るのが楽しみだなと、子どもだけでなく大人も思える時代になればと願っています。
この春、中学3年生になりました。目標を持って頑張っている友達にとても刺激を受けています。視野を広げ、色々な出会いを大切にしながら日々、成長していきたいと思います。
<私の今後>英語の演技 挑戦したい
インターネットの普及で海外ドラマが身近になる一方、日本のドラマも海外で広く知られるようになり、私が出演した「Mother」というドラマもトルコでリメイクされました。海外と日本の距離は確実に近くなっているので、英語での演技にも挑戦し、世界中の人に見てもらえる作品に出演したいです。
◇あしだ・まな…3歳で芸能界入り。NHK連続テレビ小説「まんぷく」の語りを務めた。
(聞き手・多可政史 撮影・大原一郎)
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