ピンクの坊主頭もいいかも…渡辺直美

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 8月6日号の「読売KODOMO30年後新聞」に登場してくれたお笑い芸人・渡辺直美さん(32)のインタビュー詳報を一挙お届け!!! 大好きなファッションのことはもちろん、地球環境のこと、そして自分の得意なことや個性を尊重する大切さをあつ~く語ってくれました。

 編集室:色遣いやセンスはどうやって磨いてきたんですか?

 渡辺さん:食べ物ですね。料理の盛り付けって色彩感覚が必要だと思いませんか?例えば、かつどんは、黄色と茶色でしょ?そこにグリーンピースを乗せるのが、色彩感覚。料理とファッションって一緒だなって思っています。ほかには、アート作品を見る。昔の絵の色使いがカワイイ。あとは何事も挑戦です。

 編集室:洋服の組み合わせも、挑戦してみるんですか?

 渡辺さん:はい。合わないと思っていても、着てみたら周囲に「めっちゃいいじゃん」って言われることがありますよね。合う、合わないは、周囲の意見も大事にすべきですね。でも、自分が好きで着ているものを「変じゃない?」って言われても、そこは聞かなくていいと思います。テンション上げるために好きな服着てるんだから。

 みんなに言いたいのは、自分を大事にしてほしいということです。「自分は天才」「自分は才能の塊」と思ってほしい。自信を持ってほしい。「自分は特別な人なんだ」って思ってほしい。みんなそれぞれの魅力があって未来がある。もしかしたら、今、辛い思いをしている人もいるかも知れないけれど、それは、乗り越えられると信じています。小さい時に感じた辛いこととかは報われるし、ハッピーな人生を送れるから!

 編集室:好きな服を自由に着たり、好きなことを思う存分やりたくても、つい、人の目を気にしたりしてしまいます……。30年後はどうなっていると思いますか?

 渡辺さん:人を理解することや思いやりが必要だと感じています。例えば最近、人気歌手のレディー・ガガとアリアナ・グランデの物まねをしました。本人たちと全く同じだったらおもしろいだろうなって。動きや表情を完全コピーしました。「サイコーだった」「カッコ良かった」って、いい感じにコメントがきて、すごくうれしかったんです。でもツイッターに「太っているとか、ブスだとかで笑いを取る時代じゃないんだよ」っていうコメントがあって……。すごく違和感がありました。私たち、ブスとも思っていないし、デブということで笑いをとろうともしていない。レディー・ガガの物まねをしたいと思う渡辺直美が、たまたま太っていただけなのに。

 それぞれの体形はありますよね。背が低い、背が高い、この人は太っているとか。でも、私たちはただ、レディ・ガガとアリアナ・グランデがかっこいいから、これを同じ芸人のゆりやん(レトリィバァ)と一緒にダンスを覚えたんです。そのことに対して体形とか言われると、「あなたが私をデブと見ているからなんじゃないの?!」って思ってしまいました。心の中ではデブって思っているのに、「デブって言っちゃだめなんだ」っていう、何となくある社会の雰囲気を感じさせられたことに、興ざめしちゃったんです。これって「太っているからダメなんだよ」って言ってるのと同じ。逆に太っている人を差別している発言だなって思いました。

 何かを頑張っている人に対して文句を言うのは簡単です。私は自分より勉強ができる子、運動ができる子に対して、「すごいな。私も頑張らなきゃ」って思うんです。でも「あの人だけいいな」って思う人も多い。嫉妬で足を引っ張っちゃうとかあるでしょ? じゃあ、その後どうなるかというと、その人が落ち目になっても、自分は上に上がれないんです。大事なのは、誰かの長所を認め、自分の長所を守ること。そして、同時に自分の短所を認めることです。「これがダメだな、じゃあできる人に任せよう」「できる人に聞いてみよう」と、素直に向き合えると思うので、私はこの3つを大事にしています。

 編集室:ファッションについても、他人の服装を批判するのではなく、認めることが大事?

 渡辺さん:例えば、スタイルが良いっていうのは才能。美人も魅力です。一方で、世間で美人と言われない人たちもいる。でも、「自分はあの子よりかわいくないから…」って思う必要は全くないんです。その子にない魅力をあなたは持っている。見た目じゃないっていうのは、カワイイ人を否定しているわけでもなく太っていることを肯定しているわけでもありません。人間はそれぞれに魅力的なんです。日々一生懸命生きているか、どんな理想を持っているか、そういう内面が外見に表れるものだと思っています。

 編集室:30年後のファッションのトレンドはどうなっていると思いますか?

 渡辺さん:これからの30年は、今私たちが持っているテクノロジーを活用し、自然と共存していくことがテーマだと思っています。だから、「自然にかえる洋服」を作ってみたいです。

 編集室:なぜそう思ったんですか?

 渡辺さん:新型コロナウイルスの感染拡大です。未知のウイルスが世界中で流行し、人間は自然の前でとても無力だと感じました。私たちの世代は、携帯がなかった時代に生まれて、中学ぐらいに携帯電話を持つようになりました。18歳ぐらいになると、携帯電話で少し動画を見ることができるようにもなりました。私たちはアナログな時代も経験し、IT技術を獲得しつつあった時代を生きてきました。でも、今の子どもたちはITテクノロジーが当たり前にある中で生まれて成長している。私たちが地球のことを考えるっていうよりは、人類の進歩の方に目をやっていた。だから、今後の30年は、テクノロジーを使って、どうやって自然と共存していくかがテーマかなって思っています。

 編集室:具体的にはどんなふうに変わると思いますか?

 渡辺さん:素材を重視した商品が売れるようになるんじゃないかと思っています。例えば古くなったTシャツを土の中に入れておけば肥料になる、みたいな商品とか!地球の土に返る物があっても、おかしくない時代かなって思います。今まで人間がわがまま放題やってきたけど、これからは人間が地球に恩返しする番ですね。1度の買い物では高いかも知れないけれど、一生着られる服とかを作っていかなきゃいけないと思う。買う側の人たちも意識を変えていかないといけませんね。

 編集室:30年後、ご自身はどんなオシャレをしていると思いますか?

 渡辺さん:自分が子どもの時、まさかこんな大人になると想像もしていませんでした。人前で踊ったりしゃべったりするなんて!62歳の時はどうなっているかなぁ……。想像つかないけれど、たぶん坊主頭でピンク色に染めて、さらに好きなセーラームーンのキャラクターとかをカラーで入れているかも知れません。そんな私のスタイルが、「あの人いけてるね」って言われるような、多様な個性が認められる社会になっているかどうかわかりませんが、元気でいたいです。洋服のデザインはずっと続けていきたいですね。

 それぞれのコンテンツはアップされたら以下のリンクから飛ぶことが出来ます
 KODOMO新聞的30年後のファッションショー
 ロリータは私の戦闘服:青木美沙子
 2050年コーデの旅

 あの人が30年後を大予想!?過去の「のぞこう!30年後」ページはこちらから。

無断転載・複製を禁じます
1430314 0 お知らせ 2020/08/24 14:40:00 2020/08/27 14:39:34 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200821-OYT8I50039-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ