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KODOMO新聞が伝えてきた震災

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【2011年 東日本大震災発生】

 KODOMO新聞創刊直後の2011年3月11日、東日本大震災が発生。3月10日の第2号が発行された翌日でした。震災発生を報じたのは翌週の3月17日号。ニュースを伝える1ページ目から5ページ目までのすべての面で震災を扱いました。

 KODOMO新聞は、週に1回の発行ということもあり、1週間に起きた政治・経済・国際・科学などさまざまなジャンルの中からなるべく多様な内容になるようにニュースを選んでいます。すべてのページで同じニュースを伝えるのは極めて異例でした。

 大地震が人々に与えた傷、被害の実態に加えて、津波の仕組みや原子力発電所の仕組みなど、「そもそもこういう被害が起きたのはなぜか」を解説しています。

 それからは毎年、3月上旬には東日本大震災のことを伝え続けてきました。震災の記憶を語り継ごうとする石巻日日こども新聞記者、友だちを亡くした女の子、原発事故がきっかけで遠く離れた地に移住した男の子…。

 2012年3月8日号で取り上げた、災害当時の状況を伝える「語りべ」の活動を行う宮城県南三陸町の小学生の女の子の体験談は、彼女自身の言葉を交えて記事にされており、特に印象的です。津波が起きた後、お母さんと彼女の間でこんなやりとりがあったそうです。

 「お父さんは?」と聞くと、今まで大丈夫と言っていたお母さんは何も言わなくなりました。私は大丈夫だよね、と心に言い聞かせました。

 別々に避難していたお父さんに再会した彼女の話は、こんなふうに締めくくられています。

 今でも地震がおきると弟は真っ青になって言葉が出ません。でも、お父さんはギュッと抱きしめてくれます。強くてかっこいいお父さんが大好きです。

 震災発生から10年がたち、いまの小学生のほとんどは震災を直接記憶していないでしょう。しかし震災で親しい人を失った心の傷や、津波で奪われた街の再建、原発事故の後処理、終わらない避難、エネルギー問題、今後も来るだろう地震への備えなどなど、東日本大震災はいまだに現在進行形で我々に様々な問いを投げかけています。彼らと一緒に、震災の記憶をどのように引き継ぐか、これからも考えていきたいと思います。

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1869415 0 お知らせ 2021/02/26 10:39:00 2021/03/12 12:24:14 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210225-OYT8I50056-T.jpg?type=thumbnail

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