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クマは「癒やし」の象徴 宇多田ヒカルさんがコメント

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 「♪ぼくはくま くま くま くま~」というゆるやかで楽しいリズムの「ぼくはくま」を宇多田ヒカルさんが発表したのは2006年のことです。宇多田さんの数ある名曲の中でも、とても特徴的で優しいメロディー。宇多田さんが「くまちゃん」と呼んでいるぬいぐるみがモデルになってできた歌だそうです。

  読売KODOMO新聞7月15日号の巻頭特集 では、クマと人間の関係をさまざまな角度から見つめてみました。人を襲う獰猛さの反面、宇多田さんの歌のように、愛らしいキャラクターとして世界で愛されてもいます。その魅力の源泉はいったい何か、宇多田さんはどうしてこんな優しい歌の主人公をクマにしたのだろうか。編集室では、「宇多田さんに、ぜひクマへの思いを聞いてみたい!」と話が盛り上がり、「お返事くれたらいいな…」と祈る思いでコメントをお願いしたところ、なんと、書面で回答を寄せてくれたのです。

 以下、紙面ではスペースの都合で掲載できなかったコメント全文をご紹介します。

 19歳の私は周囲に「大きなぬいぐるみっていいなあ」とこぼしていたらしく、二十歳の誕生日にとーっても大きなクマのぬいぐるみをプレゼントされました。それが「くまちゃん」との出会いです。それまで人には感じたことのなかった安心感や癒しを感じ、「どうしてか知りたい!」と思い、「クマ」や「テディベア」の歴史について調べました。

 世界で愛されるテディベア。その歴史は1902年に遡り、当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトが趣味の狩をしていた時、捕えられて木に縛られたクマを前にし、仕留めずに逃してあげた…というエピソードが話題になったことから、とある会社がクマのぬいぐるみを作り大統領のニックネームである「テディ」と名付けたのが始まりだそうです。

 本物のクマはとんでもなく強く、人間にとって脅威でもある生き物ですが、こんなに「かわいい」と思えるのはなぜでしょう?一つには、耳も尻尾もお尻も目も丸っこいその見た目が、人間が本能的に可愛いと思う条件と一致するのかもしれません。人気のキャラクターを見るとわかりやすいですね。それと、動物の中では珍しい、座ったり、立ち上がったり、両手でものを持つ姿が、人間に似ていると思いませんか?テディベアはだいたい座っているか、立っているかです。どこか人間の赤ちゃんや子どものようにも見えて、愛らしく思えるのかもしれませんね。

 遠い昔から、北方ユーラシアのゲルマン民族、ケルト、アイヌなど、様々な民族にとってクマは「神様」でした。また、「力強さ」だけでなく「母性」「癒し」「知恵」の象徴であるクマを、自分たちの祖先とする国もあります。昔から人はクマに親しみを感じていたようです。旧人類ネアンデルタール人の時代の洞窟から、不思議な形に並べられたように見えるクマの骨が発見されており、もしかすると私たち現生人類の歴史よりも、クマ崇拝(クマ好き)の歴史は長いかもしれないのです。

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2206179 0 お知らせ 2021/07/15 05:00:00 2021/07/20 11:55:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210713-OYT8I50043-T.jpg?type=thumbnail

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