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    生徒が生の声や姿で学校生活をアピール…目白研心

     目白研心中学校・高等学校(東京都新宿区)は、昨年から生徒たちが中心となって運営する学校説明会を開いている。学校生活の実感を生徒たち自身の言葉で直接、知りたいという受験生たちの要望に応えるためだ。今年は、夏休みも終わりに近づいた8月25日に説明会が開かれた。カフェテリアの利用やクラブ活動、語学研修などについて、生き生きと語る生徒たちの様子を紹介する

    カフェテリアの人気メニューランキングを紹介

    • 「学校説明会」の看板が立てられた校門前
      「学校説明会」の看板が立てられた校門前

     正門をくぐると、数人の生徒たちが「おはようございます」と迎えに出てきた。案内を受けて早速、説明会会場の大会議室に向かった。今回参加したのは親子連れ15組で、生徒たちが冷たいお茶を配っていた。最初に、松下秀房校長からあいさつがあった。

     「世界中に大きな変化の波が来ているこれからの時代には、コミュニケーション力はもちろん、自分で課題を発見し解決する力や、自分の考えを表現する力が求められています。そうした中で、本校では中・高・大を通してこれらの力を身に付け、グローバルに活躍してもらいたいという思いを込めて教育を行っています。今日の説明会では、ぜひ生徒たちの生の声や姿を知っていただきたい」

     その後すぐに、高校2年生の男子生徒が司会進行役として登場し、別の生徒2人がスライドを見せながら、カフェテリアの紹介を始めた。「カフェテリアには、お昼には25種類、放課後には10種類のメニューがあります。メニューの種類が多く、毎日食べても飽きません」

    • 説明会で初めのあいさつをする松下秀房校長
      説明会で初めのあいさつをする松下秀房校長

     「生徒100人に聞いた人気メニューランキング」がスライドで映し出される。ランチの1位は日替わり丼、2位は鶏の空揚げ、3位はTKG(卵かけご飯)だ。日替わり丼の中でも豚キムチ丼は人気だそうだ。放課後メニューの1位はポテト、2位はアイス、3位はチュロスやメロンパンなどのパン類だった。

     「宿題や勉強をしたり、友達とおしゃべりしたりする場としても利用しています」「僕はいつもお弁当ですが、足りないので空揚げをプラスしています」などと説明がある。生徒たちの日常の学校生活が目の前に浮かぶようだ。

    クラブ活動や海外語学研修の実感を紹介

    • 生徒の案内でグループに分かれて校内を見学
      生徒の案内でグループに分かれて校内を見学

     次に、サッカー部、チアリーディング部、女子バレー部の代表がクラブ活動について説明した。まずは、それぞれにクラブ活動を通して学んだことを語っていく。

     「大事なのは『規律と想像』。サッカーは自分たちで考えてプレーをしなければならないので、ルールを守った上で、自分で考えて行動することが大事」「礼儀、気配り、あいさつなど基本的なことが身に付きます。また誰かのために頑張ることが力になるということや、仲間と協力し合うことの大切さを実感しました」「コーチや先輩など、目上の人との接し方など、将来に役立つことを学びました」

     発表者に共通している意見は、先輩や後輩、中学生と高校生がコミュニケーションを取りながら、良い関係を築けることがクラブ活動の何よりのメリットという点だ。

     気になる勉強との両立については、「遠征や通学の時間を利用して勉強したり、テストの前は集中して勉強したりすることで、少ない時間をうまく使えるようになった」とし、クラブ活動によってむしろ勉強の効率も高まることを強調。「初心者でも、やりたいという気持ちがあれば大丈夫」と締めくくった。

     勉強に話が移ったところで、校内に設けられている「学習支援センター」についての説明も行われた。センターでは単元別映像講座とプリント学習で英語・数学・国語の基礎力や応用力をつける「スタッフステップアッププログラム」、志望校別に実施する「個別講座」などが用意され、それぞれの学力や目標に合わせて学習できるという。

     また、中学3年生から高校2年生までを対象にした希望者向けのオーストラリア語学研修と、中学3年生のカナダ語学研修についても紹介された。生徒たちは、見学した姉妹校の様子や、ホームステイ先で作ってもらった料理の話、現地の友達とのエピソードなど、自分の体験を交えて二つの語学研修の内容や特色などを説明した。

    「海外に出たことで、日本を客観的にみることができた」「英語が好きな人も苦手な人も、英語に触れることで学ぶ意欲や関心が高まる」「今まで気付かなかった自分の考えや能力を発見できるいい機会」など、生徒たちは語学研修の成果について思い思いに熱く語った。

     説明会の終了後、参加者たちはグループに分かれて学校を見学した。1グループあたり2、3組の親子に生徒2人が付き添い、ときおり参加者から出される質問に丁寧に答えながら、校内を案内していった。

    「生徒からの率直な話」が生徒による説明会の魅力

    • スチューデントアンバサダーの生徒3人による部活動紹介
      スチューデントアンバサダーの生徒3人による部活動紹介

     同校で、生徒たちによる学校説明会が始まったのは昨年のことだという。広報部主任の斎藤正巳教諭によると、「以前から通常の学校説明会で、SA(スチューデントアンバサダー)と呼ばれる生徒たちに参加者の案内を担当してもらっていましたが、『SAの子たちに率直な話を聞ける』と参加者から評判がよく、『もっと生徒の声が聞きたい』という要望が高まったためです」という。

     SAは、希望者が1年ごとに登録し、学校説明会やオープンキャンパスなどのサポートを行う。今回の説明会では、教員が選抜した運営担当の生徒とSAを合わせて、30人ほどの生徒が参加した。斎藤教諭は「11月に開いた前回に比べて、今回は準備期間が短く、学校の行事もあって生徒たちがなかなか集まれず、大変でした。でも学校の良さをよくアピールしてくれたと思います」と話していた。

     説明会を運営した高校1年生の千葉彩乃さんは「保護者の方や小学生にしっかり伝わるように、ジェスチャーを交えた話し方や、言葉の選び方に配慮しました」という。昨年の説明会にも携わった高2の伊東翔太さんは、「学校の紹介はもちろん、自分たちが企画している姿を見てもらうことで、自主性もアピールしたいと思った。自分たちがやりたいと思えば、背中を押してサポートしてくれる先生の存在や環境がこの学校にはあります」と力強く話した。

     生徒主催の説明会では、生徒たちの生の声で学校の良さが分かるだけでなく、てきぱきと学校を紹介していく姿から、入学後の子供たちがこの学校でどのように成長していくのかも想像することができた。自主性、プレゼンテーション力、創造性、リーダーシップ……。参加した児童の中には、こうした資質を身に付けて、たくましく成長した自分の将来を思い描いた子もいたことだろう。

    (文:石井りえ 写真:中学受験サポート担当)

     目白研心中学校・高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

    2018年10月12日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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