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    中学受験のプロ講師たち「マナビレンジャー」がアドバイスするコーナーです。

    あえて中小塾を選ぶ際の五つの観点…おおたとしまさ<6>

     【中学受験必“笑”法】中学受験に「必勝法」はないが「必笑法」ならある。結果を勝ち負けと捉えるのではなく、自分たちが「やって良かった」と思える中学受験にすることが大事。人と比べない中学受験、頑張りすぎない中学受験、子供を潰さない中学受験のすすめ。

    中小塾で無理の少ない中学受験

    • 中小規模の優良塾の見極めは、個人経営の飲食店選びに似ている(画像はイメージ)
      中小規模の優良塾の見極めは、個人経営の飲食店選びに似ている(画像はイメージ)

     中学入試合格実績においては、圧倒的に大手塾の寡占状態である。推計によれば、首都圏に300以上ある私立・国立・公立中高一貫校の総合格者数のうち、大手上位6塾からの総合格者数が約9割を占める。しかし、大手塾でなければ中学受験ができないというわけでは決してない。

     大手塾では与えられたものをただこなしていくだけになってしまう子どもや、逆にものすごく頭が良くて大手塾での指導に「ここまでやる必要があるのだろうか」などと本質的な疑問を感じられる子どもであれば、中小塾を検討してみる価値がある。また、初めから難関校を志望せず、かつ、4年生からの通塾を避けたいのであれば、中学受験指導の経験が豊富な個人塾で無理のない中学受験をカスタマイズしてもらうのも賢い選択だ。

     大手塾には大手チェーン系のファミリーレストランのような安心感がある。チェーン系のファミレスなら、看板を見るだけでメニューやサービスの質が想像できる。しかし個人経営の飲食店の場合、実際にのれんをくぐり、自分の舌で味わってみないと善し()しは判断できない。それが中小塾という選択のリスクである。ファミレスでは絶対に食べられないような絶品に出会える可能性がある一方で、まったく舌に合わない料理が出てくる可能性もある。

     大手塾選びについては情報が(あふ)れているし、いろいろな専門家が塾選びの観点を提案している。しかし中小塾については、その善し悪しを見分ける観点に関する情報が、あまり出回っていない。いざ中小塾を選ぼうとしたら、それこそクチコミに頼るか、運に任せるよりほかない。ほとんど自力で三つ星レストランを見つけるようなものである。

     そこで、これまで取材した、たくさんの専門家の意見と私自身の知識や経験を踏まえて、五つのポイントにまとめてみた。

    1 カリキュラムは明確になっているか

     中学入試の動向を踏まえてオリジナルのカリキュラムを一から構成するのは、中小塾や個人塾ではまず不可能。仮に開塾前に時間をかけて一度はオリジナルのカリキュラムを策定したとしても、自ら教壇に立ちながらそれを常にアップデートしていくことは非常に困難。つまり、「オリジナルのカリキュラム」を(うた)う塾は眉唾だ。現実的には、「予習シリーズ」や「中学受験新演習」のようなカリキュラム教材を使用している塾に限定したほうが安全だろう。

     それでも、もし「オリジナルのカリキュラム」を謳うのなら、カリキュラムは事前に明示されているべきだ。「カリキュラムは塾長の頭の中にある」というのでは、最初から生徒や保護者に対して不誠実であると言わざるを得ない。

    2018年02月02日 11時53分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
     
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