『世界とキレル』 佐藤まどか著
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骨太で背が高いのがコンプレックスの中学２年生の舞は、ＳＮＳでおしゃれな人気者「クレーム・シャンティイ」になり、現実の憂さ晴らしをしている。ところが、夏休みの３週間、美人で裕福ないとこの鏡花と共に、森に囲まれたサマースクールに入ることに。スマホを取り上げられた舞は、１人で脱走を試みるが――。鏡花やスクールで出会った様々な境遇の仲間たちも、それぞれに悩みを抱えていることを知り、一回り成長する舞の姿を鮮やかに描く。（あすなろ書房、１４００円）
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