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    読売KODOMO新聞の連載漫画「いろはにほへと新聞部」のキャラクターが時事用語をわかりやすく解説します。

    【所有者不明土地】…開発や復興 妨げにも

     あらた 持ち主がわからない土地がえて問題になっているんだって。

     いろは 「所有者不明ふめい土地」ですね。役所で「登記簿とうきぼ」という書類しょるいを調べても、ずっと前の持ち主のまま更新こうしんされていなかったり、今の持ち主が書かれていても連絡れんらくがつかなかったりする土地をいいますよ。

     あらた かなり多いの。

     いろは 民間の推計すいけいでは、2016年の時点で全国にやく410万ヘクタール。九州より広いそうです。このままだと2040年にはやく720万ヘクタールになるみたい。

     あらた 随分ずいぶんえるね。

     いろは 親から子どもが土地を受けいだ時などに、持ち主がわったと登記簿とうきぼ更新こうしんすれば「自分の土地だ」と主張しゅちょうできます。しかし、更新こうしん義務ぎむづけられていません。手続てつづきにはお金がかかるし、土地の価格かかくが下がっているような場合、持ち主だと主張しゅちょうするメリットはあまりないと考える人もいるようです。

     あらた どんな問題が起きているのかな。

     いろは 土地を利用りようする場合、持ち主にみとめてもらう必要ひつようがあります。所有者不明ふめい土地ではそれができず、地域ちいき再開発さいかいはつ災害さいがいからの復興ふっこうさまたげられたれいもみられます。国は、公園や広場といった多くの人に役立つ施設しせつなどをつくる場合、一定の条件じょうけんで所有者不明ふめい土地を10年間利用りようできる制度せいどなどを考えています。

    2018年03月26日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    「時事用語をわかりやすく解説する読売新聞朝刊「学ぶ育む」の連載です。読売KODOMO新聞の連載漫画「いろはにほへと新聞部」のキャラクター「あらた」「いろは」が登場します。

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