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    小町拝見

    50代、無理せずゆるゆると…深澤真紀

     50歳になった。多くの同世代が同じような感想を持っているだろうが、「精神は良くも悪くも若いまま」だけれど、「体力も気力も思うようにはならなくなってきた」というところだ。

     「50代で働いている方」というトピでは、フルタイムで働き、気がつけば「疲れた」とつぶやくトピ主が、同世代の女性と交流している。トピに参加しているのは、独身なので一生働く人、婚活して再婚した人、まだ子育て中の人、非正規で働く人、親の介護をしながら働く人、心身の療養をしている人、リタイアして貯金を取り崩している人、定年後は夫婦で海外移住を考えている人など、同世代でもいろいろだ。

     私も、もう27年働いている。出版社で編集者として働きだし、あれこれあって30代で独立して、40代では執筆やメディア出演の仕事が増え、今では大学でも教えるようになった。

     もともとは編集者として、定年まで会社員を続けたいと思っていたので、予定通りとはいかなかったが、「自分がのぞんでいることよりも、他人がのぞんだことに乗っかってしまう方が、面白いこともある」と、思うようになった。

     子どもがいないので、50代では、若い世代を応援して支えていこうと思う。60代、70代のことは、考えすぎても仕方ないので、そのときそのときに考えればいいかなと思っている。

     今は更年期障害の真っ最中なので、イライラしないように、他人のことも、自分のことも、考えすぎないようにしている。そしてすぐ疲れてしまうので、ぬるめのお湯につかり、ぐっすりと眠るようにしている。

     同世代の皆さん、お互いに無理はしすぎず、面白いことも探しながら、ゆるゆるとやっていきましょう。

    深澤 真紀(ふかさわ・まき)
     独協大学特任教授、コラムニスト。1967年、東京都生まれ。2006年「草食男子」「肉食女子」を名付けた。著書に「日本の女は、100年たっても面白い。」。
    2017年05月15日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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