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    発言小町で話題になっている事柄を、専門家らの意見も交えながら掘り下げます。
    小町拝見

    専業主婦に正当な評価を…犬山紙子

     「乳児を育てている専業主婦の起床時間は? 夫の見送りしますか?」というトピがありました。トピ主さんは子供が小さいうちは朝7時台に起きるのは無理なので見送りはしていないそうで、レスではそれに対して、とても厳しい意見が並んでいました。「専業主婦ならお見送りはするものでしょう?」「ご主人の朝ごはんは?」「夜泣きがあろうがなかろうが朝起きられるでしょ?」「普通ならもっと早く起きますよ」


     無理と断定した書き方のせいもあると思いますが、それを加味しても、専業主婦に対する世間の眼差まなざしはこんなにも厳しいのかと、やりきれない気持ちになりました。家のことはどんなに大変な時でも完璧にこなさなければいけない、という空気を感じるのです。

     夫が外へ仕事に出かけているということを考えると、トピ主さんはほぼワンオペで育児をしていると思われます。それは本当に本当に大変なことです。乳児はそれぞれ性格が全然違うし、いくら抱っこしても泣きやまず、夜中に車に乗せ、ドライブしないと寝ないなんて子もザラにいます。「無理」と書かれているということは、きっと夜泣きもあるのでしょう。近くに頼れる人もいないのでしょう。

     自分の睡眠もなかなか取れない中、大人である夫のお見送りと朝食の用意が必須でしょうか。それよりもこんな大変な時は夫婦で協力し合うべきではありませんか。

     今回、「専業主婦なんだから」という言葉に特にモヤモヤしました。休みのない家事と育児って、外注したら月に100万円は軽く飛ぶ重労働なのに完璧でないとマイナス評価だなんて。これまで頑張ってきた専業主婦の方もこれから頑張る専業主婦の方も正当に評価される時代になるといいなと思ったのです。

    犬山紙子(いぬやま・かみこ)
     エッセイスト、タレント。1981年、大阪府生まれ。2011年、ブログをまとめた著書「負け美女」でデビュー。雑誌やテレビなどで活躍中。17年1月に長女を出産した。
    2018年01月15日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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