生涯の仲良しグループは幻…柴門ふみ

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 親友だと思っていた仲良しグループのメンバーが、無料通話アプリ「LINE(ライン)」の裏アカウントで自分の悪口を言い合っているのを知ってショックを受けた、というトピを見つけました。

 内容は、総合職だったトピ主さんが出産を機に職を辞し、専業主婦になったことを揶揄(やゆ)するものだったとあります。

 女子数名で集まり、その内の1人だけが先に帰る場合、残ったメンバーで早速彼女を話題にする、というのはよくあることです。帰った子を高く評価する時もあれば、悪口に近い辛口評価の時もあります。

 女子グループには2種類あると、私は思っています。表面的なキレイごとだけで時間を潰す仲良しグループと、本音部分もぶつけ合い互いに傷つきながらも笑ったり反省したりして切磋琢磨(せっさたくま)するグループが。

 前者グループの女子は、後者を「怖い人たち」と思って避け、後者グループは前者を「虚飾に満ちた人たち」と思っているので、それぞれのメンバーが交わることはまずありません。

 「怖い人たち」のグループは面と向かっても互いに辛口批評を交わすので裏ラインは必要ありません。一方、「虚飾に満ちた人たち」は言えなかった本音がどんどん腹にたまってくるので裏ラインに走りがちです。

 とは言え、「怖い人たち」グループはタフでないとついていけません。一番良いのは女子グループなどに入らないことです。一生続く仲良しグループなど、幻でしかありません。

 A子とB子は仲良し。B子とC子は仲良し。でも、A子とC子は、必ずしも仲良しではない、ということはよくあります。女子グループにおいては、三段論法は成立しないのです。友達とは、一対一で築く関係性なのですから。

柴門ふみ(さいもん・ふみ)
 漫画家、エッセイスト。1957年、徳島県生まれ。お茶の水女子大在学中から漫画を執筆し、代表作に「東京ラブストーリー」など。働く女性や恋愛をテーマにエッセーも手がけている。
無断転載禁止
600941 0 くらげっとろじ~ 2019/05/27 05:20:00 2019/05/27 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190524-OYT8I50032-T.jpg?type=thumbnail

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