人生後半戦も楽しまなきゃ…杉上佐智枝

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 夏休みに、四国を旅しました。旅したといっても、私にとっては父の実家がある香川県は、帰省に近い感覚。四国に行くのが夢だったという83歳の義母も一緒で、父方の親戚にも会い、くすぐったいような温かい感覚に包まれた旅でした。

 95歳の祖母を見舞った日の夜、夫と息子が所用で出かけることになり、図らずも「女子会」となりました。70代の叔母、40代のいとこと私、義母の4人。平均年齢60歳の女子会です。

 初顔合わせでまず展開されたのは、それぞれの趣味の話。「アラフィフの生きがいについて」というトピを見て、仕事以外にどれだけ楽しみがあるかが人生後半戦で大切と思い、この夜のことを思い出しました。

 義母はとても器用な人で、和裁、パッチワーク、水彩画に書道と何でもこなします。一方、香川の叔母の趣味は、絵手紙と太極拳。互いに作品の写真を見せ合ったり、「一緒に展覧会をやりたいですね」という話に花が咲いたり。そこに、陶芸やカメラとこれまた器用ないとこが「私の写真も展示して!」と参戦。

 女子ひとたび集えば、若きは見えや嫉妬が見え隠れするマウンティングパターン、ベテランは共通の不幸話で盛り上がるガス抜きパターンの様相を呈するのが一般的です。でも、「異世代・初対面・40歳以上」の“妙齢”女子会は前向きなオーラに包まれていて、脂が抜けて旨(うま)みだけ残った味わい深い角煮のような、嵐の抜けた瀬戸内海のような、とても穏やかな時間でした。

 あれからずっと、義母や叔母のように趣味をいくつか持ちたいなぁと考えています。この旅で出会った阿波踊りに魅了されたので、昨今の筋肉ブームに乗って始めてみるのもいいかも。人生後半戦も、同じ女子なら楽しまにゃソンソン。 

杉上佐智枝(すぎうえ・さちえ)
 日本テレビアナウンサー。1978年、東京都生まれ。「キユーピー3分クッキング」土曜、「ミヤネ屋」ニュースコーナーなどを担当。2児の母、絵本専門士。
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769502 0 ピックアップ 2019/09/02 05:20:00 2019/09/27 17:08:51 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190829-OYT8I50066-T.jpg?type=thumbnail

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