応援したい気持ち伝えるには…杉上佐智枝

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 大学受験は絶対現役か浪人でもいいか――。大学受験を控えた息子さんに、どちらのスタンスで接するべきか苦慮するトピ主さん。その人を応援したい時、どんな言葉をかければベストパフォーマンスを引きだしてあげられるか? 本当に難しいですよね。

 私も、あれで正しかっただろうかと、悩み続けている声かけがあります。先日、10人以上のアナウンサーで実況のタスキをつなぐ生中継があり、ここに抜擢(ばってき)された若手アナウンサー。緊張をほぐしたくて、思わず「大丈夫。持ち時間も短いし、ワンポイントリリーフのつもりで気楽にやったら?」と声をかけました。

 でも、「ここは短いけど大切な場所だよ、君ならできると思うよ」と言った方が、本人は発奮したのではないか、と。トピ主さんのケースと同じように、ハードルが下がったらのびのびと本領発揮できるタイプと、期待を意気に感じて燃えるタイプ、これはもう「その人の性格次第」としか言えないですよね。

 だから結局、どれだけその相手の性格を知っているか、という点に尽きます。でも、昨今のハラスメント問題意識の高まりで、相手を知る方法には気を使います。名前の呼び方ひとつをとっても、名字が同じアナウンス部員に対して先輩は下の名前で呼び捨て、が通例なのですが、それを不快に思う若手もいるかもしれません。

 「髪切った?」はOK、「髪切った? かわいいね」は微妙、「髪切った? 失恋したの?」は絶対NG……。たまにベテラン同士で一般論の物差しを確認しますが、最終的には相手がどう思うか、その一点。相手ファーストの精神で観察眼を磨く。自分のアラームとブレーキは常にON! それしかないのでしょうかねぇ。 

杉上佐智枝(すぎうえ・さちえ)
 日本テレビアナウンサー。1978年、東京都生まれ。「キユーピー3分クッキング」土曜、「ミヤネ屋」ニュースコーナーなどを担当。2児の母、絵本専門士。
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898523 0 ピックアップ 2019/11/18 05:20:00 2019/11/18 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/11/20191114-OYT8I50024-T.jpg?type=thumbnail

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