外出自粛 不安も希望も…犬山紙子

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 外出自粛でずーっと家にいます。まさか自分の部屋からテレビに出るとは思ってもみませんでしたが、今やそれが日常に。私の部屋はきれいとは言い難かったので、テレビに映る!という焦りで部屋が片付いたのは、いいことの一つかもしれません。

 そんなわけで、今回は「家にいる時間が長くなって良かったことを語りませんか」というトピ。トピ主さんは「料理に時間がかけられる」「睡眠時間が増えて肌がきれいになった」と書かれています。

 コメント欄で目立つのは子どもと過ごす時間が増えたこと。これは私も、です。塗り絵が大好きな3歳の娘に線画を描いてあげて、娘の塗りが上達するのを見届ける喜びを感じています。

 また、筋トレを頑張っている人も。私は腰のヘルニアのため休止中ですが、夫が毎日続けているのを見てほれ直しています。

 と、ポジティブなことに目を向けてみたのですが、本当はつらいこと、大変なことが多い状況のはずです。ワンオペ家庭では小さな子どもと24時間ずっと一緒で自分の時間が全くなく、追い詰められることがあるはずです。外出を自粛したくてもできない人たちの不安。食べていけなくなるという体の芯が冷えるような不安。「ポジティブに? ふざけるな」くらいの気持ちかもしれません。

 実際私も「私が感染したら子どもはどうする?」「自分の書くものに何の価値があるんだろう?」と思います。でもその30分後、「娘とこんなにいられて幸せ」とも思うのです。

 ポジティブは人に押し付けるものじゃありません。でもポジティブを自粛し、元気な人までしゅんとするのも違う。不安や怒りと、ポジティブであることは共存するもんだ、と実感している最中です。

犬山紙子(いぬやま・かみこ)
 エッセイスト、タレント。1981年、大阪府生まれ。2011年、ブログをまとめた著書「負け美女」でデビュー。雑誌やテレビなどで活躍中。17年1月に長女を出産した。
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1206593 0 ピックアップ 2020/05/11 05:20:00 2020/05/11 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200507-OYT8I50060-T.jpg?type=thumbnail

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