雑談での悪口 毒薄めて…大久保佳代子

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 ポジティブな雑談ができないというトピを見つけました。人の悪口、仕事の愚痴、自虐などの話題以外は何も思いつかず無口になってしまうというトピ主さん。趣味はなく、自分の近況を話したところで面白いはずがないと。

 その気持ち、非常に分かります。私もお酒を飲みながら話す悪口・愚痴ほど最高のツマミはないと思っていますから。でも、単純でストレートな悪口・愚痴ばかりだと、場の雰囲気がどんよりとしてしまうことも。やはり悪口・愚痴ってネガティブなパワーを持っていますから。

 私が常々、心がけているのは、「悪口・愚痴こそエンターテインメントに」です。例えば「M子って、男の前だと態度違うよね。声のトーンも変えちゃって。ぼぉーと突っ立ってろくに仕事もしないでさ」という悪口があります。このクオリティーでもM子が嫌いな人ばかりならいいでしょうが、状況次第では変な空気になりかねません。なので、ちょっとだけ脇道へそれてみるのはどうでしょう?

 例えば、「声のトーンを変えるって発情期のレッサーパンダみたい」「仕事せず立ってるだけって、まるで風太。ちなみに風太の子どもはエイタって名前ね」みたいな。風太は15年前に人間の様な立ち姿で一世を風靡(ふうび)したレッサーパンダ。

 要は、無駄な例えやプチ情報を入れてみることで悪口の毒素を薄めるのです。知識とセンスがいるので容易ではないですが。テレビでも毒舌があまり好まれなくなっているご時世です。良い人のほうが得なのかもしれません。SNSでは悪口がはびこっているのに不思議です。でも、悪口大好物な私でも、たまに「好きなアイスは?」という話で異様に盛り上がったりしますから、気負わずしょうもない話題もアリだと思います。

大久保佳代子(おおくぼ・かよこ)
 タレント。1971年、愛知県生まれ。幼なじみの光浦靖子さんとお笑いコンビ「オアシズ」結成。バラエティー番組やドラマなどに多数出演。主な著書に「美女のたしなみ」(徳間書店)など。
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1638541 0 ピックアップ 2020/11/23 05:20:00 2020/11/23 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201119-OYT8I50072-T.jpg?type=thumbnail

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