「現金お断り」の店に衝撃…杉上佐智枝
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タイトルに(駄)とついているトピが好きで、見つけると必ず開いてしまいます。くすっと笑えて平和で、でも生活の参考になったりするトピが多くて、和むことが多いんです。

さて今回も見つけました。タイトルは「エコバッグ(駄)」。買い物の時、ついうっかりエコバッグを忘れてしまうので、忘れないアイデアを教えてください、というもの。
わかります! 私も予定外の買い物の時など、しまった、と思うこともしばしば。ほら、レスが気になってきました。ポリ袋をたたんでお財布に入れておく、すべてのカバンにエコバッグを入れておく、風呂敷を使う……なるほど。
レジ袋が有料化したり、マスクがファッションの一部になったり、リモート会議が普通になったり。今年、我々の生活は大きく変わりましたね。先日も衝撃を受けたことがあったんです。
仕事帰りに、小さなたい焼き屋さんを見つけて、子どもたちにお土産を買おうと立ち寄りました。お会計をしようとお財布を出したら「現金は使えません」と言われたのです。現金「は」? 現金「しか」使えません、ではなく? 時代はここまで来ているのかと、古い頭の私はショックを受けてしまいました(笑)。お店にとっては管理も楽だし、レジも要らないし、きっと効率的なのでしょうね。「現金お断り」の店が増えるかも、と思いました。
いずれ現金は持ち歩かなくなるのか? お年玉も電子マネーが一般的になるのか? お賽銭(さいせん)は?――などと考えた日でした。
何でも「レス」になっていきますね。ハンコも紙も、年末年始のあいさつや行事も縮小傾向。レジ袋「レス」とは異なり、本当になくしてはいけないものは何かを、真剣に考える時期なのかもしれないと思う最近です。
杉上佐智枝(すぎうえ・さちえ) |
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日本テレビアナウンサー。1978年、東京都生まれ。「キユーピー3分クッキング」土曜、「ミヤネ屋」ニュースコーナーなどを担当。2児の母、絵本専門士。 |