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「男子を叱る」大人の固定観念…杉上佐智枝

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 「彼氏に、あなたの方が稼いでるからおごってと言われました」という女性からのトピがありました。トピ主さんは「何となく腑(ふ)に落ちない」というのです。

 確かに世の中には男がおごるべきだ、といった古い価値観が存在しますよね。女性は……という決めつけ発言で辞任に追い込まれた方の記憶も新しいです。

 ジェンダーはとても難しい問題ですね。我々の業界にも、男女決めつけのステレオタイプの言い回しがあります。例えば、グルメリポート。「あ、これは女性が好きな味ですね」「まさに男の料理といった感じ」――。でも、そこにジェンダーを持ち込む必要が本当にあるのでしょうか? アナウンサーも、固定観念を捨てて新しい表現を模索する時代を迎えています。

 先日、小学3年の息子が、女子とけんかして帰ってきました。些細(ささい)なことで女子と言い合いになり、女子が泣いてしまったそう。息子は先生に叱られ、私も「女の子を泣かすなんて!」と叱り始めて、息子の反論にハッとしました。「先に言ってきたのは向こうなのに。なんで大人はみんな女子の味方ばかりするの? 僕が先に泣けば違うの?」

 男子と女子がけんかしたら、男子を叱るという固定観念に疑問を持たなかったと、反省しました。後日、息子がこの話を野球チームのA君にしたところ、「こないだ男が先に泣いてたけどねぇ、先生、無視だったよ」とA君。以降、息子は、女子との争いは自分が不利だと悟ったようで、衝突を避け、件(くだん)の女子とも良い関係を保っているそうです。

 息子には社会勉強に、私には気づきになった出来事でした。男女の差にとらわれないジェンダーレスな子育てを目指して修業します!

杉上佐智枝(すぎうえ・さちえ)
 日本テレビアナウンサー。1978年、東京都生まれ。「キユーピー3分クッキング」土曜、「ミヤネ屋」ニュースコーナーなどを担当。2児の母、絵本専門士。
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1915798 0 ピックアップ 2021/03/22 05:20:00 2021/03/22 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210317-OYT8I50012-T.jpg?type=thumbnail

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