歯磨き嫌い お助けアプリ…歯ブラシと連動しゲーム

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「はみがき勇者」の画面。歯を磨くとビームを発して、モンスターを退治する
「はみがき勇者」の画面。歯を磨くとビームを発して、モンスターを退治する

 歯磨きが苦手な子どものために、ゲーム感覚で歯磨きができるアプリやIT機器が登場している。歯磨きを楽しい習慣にすることができ、子育ての助けになりそうだ。(吉田尚大)

 

 東京都の主婦(36)は、長男(2)の歯磨きに、無料アプリ「はみがき勇者」を使っている。スマートフォンのカメラで歯ブラシの動きを感知し、上手にブラシを動かすとスマホ画面にビームが出て、モンスターを倒せるゲーム仕立てのアプリだ。

 以前は歯ブラシを持ってきただけで逃げ回っていた長男が、アプリを使うようになってからは、おとなしく口を開けるようになった。今では食後に「バンバン、バンバン」と言って、歯磨きをせがむほど。主婦は「以前は羽交い締めにして1分ほど磨くのがやっとだった。本当に楽になった」と笑顔を見せる。

 このアプリは、教育支援事業を行う「LITALICO」(東京)が昨年10月に配信を始めた。同社の比護賢之よしゆきさん(43)が、長女が歯磨き嫌いだったことから開発した。

 クマの顔型のクリップを歯ブラシに付けて使うのが「Temari」(東京)の「シャカシャカぶらしキット for Kids」(9800円税抜き、送料込み)。クリップを歯ブラシに取り付け、アプリを起動すると、ブルートゥースで動きがスマホに伝わり、画面で歯ブラシがばい菌を消したり、車が障害物を避けながら動いたりする。終了後にごほうびのスタンプをもらえる。現在は売り切れ中のため、予約を受け付けており、予約分は5月に届ける予定。

 歯磨きの大切さを伝えるアプリもある。

 「ゆめある」(名古屋市)の無料アプリ「親子で楽しく動物さんの歯を磨こう!」は、スマホ画面にトラなどの動物が登場。画面の上で指を滑らせて歯ブラシを動かし、動物の歯を磨いてばい菌を落とす。磨く度にシールがもらえる。

 「ベネッセコーポレーション」(岡山市)の無料の「しまじろうとはみがきアプリ」は、幼児向け通信教育教材のキャラクター「しまじろう」が音楽に合わせて歯を磨き、歯をぴかぴかにするアニメだ。

 歯磨きを促す絵本を制作したこともある「テクノポートデンタルクリニック」(東京都大田区)の歯科医、倉治くらじななえさんは「子どもは『なぜ必要なのか』を納得しないと自分でやろうとしないので、歯を磨くとばい菌が落ちると教えるのは有効だ」と説明する。「下の奥歯の裏側など、子どもが磨きにくい箇所があるので、親が仕上げ磨きをするようにしてほしい」と話している。

 

習慣づけのコツ

 歯磨きをさせるのに手こずる親は少なくない。倉治さんは、「歯ブラシという異物が口に入るのに慣れていないので、無理に口に入れられて、ゴシゴシこすられると嫌な思いが残ってしまう」と話す。

 歯磨きを子ども任せにしていると、短時間しか磨かなかったり、磨き残しが多かったりすることもある。歯磨きを習慣づけるコツ=表=を覚えておきたい。

 

■子どもの歯磨きのコツ

・歯磨きに慣れさせるため、歯が生えたらすぐに歯ブラシで歯磨きを始める

・歯を磨けたら「すごいね」と大げさなくらいにほめる

・食べたものが()(こう)になる前に、食後はすぐに歯を磨く

・子ども自身の歯磨きと親の仕上げ磨きで計5分は磨く

・9歳までは親が仕上げ磨きをする

(倉治さんの話に基づいて作成)

452003 1 子育てサロン 2019/02/20 05:00:00 2019/02/27 21:53:39 「はみがき勇者」の画面。画面下半分には、かぶとをかぶって勇者に変身した弘晃君が写っている https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190219-OYT1I50059-T.jpg?type=thumbnail

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