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[恩師のコトバ]芝居だけど芝居するな…極限状態を乗り越えられた

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 数年前、自分で初めて演出をする機会があり、自分の思いや狙いを俳優に伝える難しさを経験しました。人生において、白井さんほど怒ってくれた人はいません。妥協せずに愛を持って向き合ってくれたんだなと実感しましたね。

「へたくそ」と言った人を見返したい

「自分のできることを探してやるしかない」
「自分のできることを探してやるしかない」

 高校時代に芸能界に入り、辞めたいと思うこともたくさんありましたが、家族が作品を楽しみにしてくれている顔を思い出し、「へたくそ」と言われた人たちを見返したい気持ちで、これまでやってきました。

 コロナ禍でエンターテインメントの仕事はストップし、不安を抱えた時期もあります。でも、自分のできることを探してやるしかない。「こんな役者に」という理想像はありません。60歳、70歳になっても、ずっと役者を続けていられたらいいなと思っています。(聞き手・江原桂都)

  瀬戸康史 (せと・こうじ)福岡県出身。2005年にデビューし、映画やドラマ、舞台などで幅広く活躍。出演映画「劇場版 ルパンの娘」が10月に公開予定で、12月からは主演舞台「彼女を笑う人がいても」(東京、福岡など)で新聞記者役に挑む。

彼には役者としての「空き地」がある

白井晃さん 64 演出家・俳優

白井晃さん(事務所提供)
白井晃さん(事務所提供)

 演技の体裁を整えるのではなく、「役をリアルに生きろ」という意味で伝えました。演劇はフィクション(虚構)ですが、ウソの中でウソをやっても伝わりません。演劇は空間芸術で、映画やドラマのようにカメラが撮ってくれるわけではなく、役者が舞台上で自分の体をコントロールしながら、お客さんに見せないといけない。当時、舞台経験が少なかった彼に、演劇のための表現力を身につけてほしかったんです。

 45日ほどあった稽古期間で、彼が役をつかみ、ぐっと変化してきたのは1か月を過ぎた頃。勘が良く、公演を重ねるごとに、どんどんのびていきました。

 その後、何度か彼の舞台を見に行きましたが、成長ぶりに驚きました。ただ、彼には役者としての「空き地」がまだまだたくさんあり、可能性を感じています。持ち前の素直さや繊細さを生かしつつ、表現することへの欲や飢えがもっと出てくることを期待しています。

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2386562 0 教育 2021/09/22 12:13:00 2021/09/22 20:56:54 俳優の瀬戸康史さん。東京都渋谷区で。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210922-OYT8I50001-T.jpg?type=thumbnail

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