英語民間試験、561校が参加…見送った大学「高校側から反対の声」

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 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語民間試験について、文部科学省は4日、大学・短大の半数にあたる561校(9月末時点)が、国の成績提供システムに参加すると発表した。試験団体による試験情報の公表遅れや公平性確保への懸念から、参加見送りを決めた大学もあった。

 参加を表明したのは国立大77校(93・9%)、公立大71校(78・0%)、私立大335校(57・1%)、短大78校(25・3%)。全1068校のうち561校(52・5%)にとどまった。学部ごとの活用状況は7日に文科省の情報サイトで公表される。文科省は参加表明を9月末で締め切ったが、やむを得ない場合のため、猶予期間を設け、最終締め切りは今月11日とした。

 従来の大学入試センター試験には、大学・短大約850校が参加。成績提供システムに参加しない大学の多くも、共通テストには参加するとみられる。

 民間試験を巡っては、文科省と試験団体の協定締結がずれ込み、多くの団体で会場や申し込み日程の詳細が公表されていない。大学による提供システムの活用も8月時点で、私立大を中心に3割が未定だったため、高校に「志望大学や受ける民間試験を決められない」など戸惑いが広がっていた。

 不参加を決めた大学からは、「試験の公平公正な受験体制の整備に問題がある」(東北大)、「高校現場から利用反対の声があり、システムの安定性にも不安がある」(学習院大)などの声があがっている。

 成績提供システムに参加する大学の受験生は、来年4~12月、6団体が実施する7試験から選び、2回まで受けられる。大学側には大学入試センターを通じ、一括して成績が提供される。事務作業効率化などのメリットがあるが、東京大、京都大のように出願資格にとどめる大学もある。

      ◇ 

 ◆英語民間試験=実用英語技能検定(英検)やGTECなど民間が実施する試験で「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測る。留学やビジネス向けなど目的や内容は様々。グローバル化に対応するため、大学入試センター試験に代わる大学入学共通テストへの導入が決まった。

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827919 0 ニュース 2019/10/04 11:42:00 2019/10/04 14:08:15 2019/10/04 14:08:15 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191004-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail

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