入試の根幹揺らぐ・現場の声に耳傾けず…「記述式延期」に困惑と批判

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 政府・与党は6日、2021年1月に始める大学入学共通テストで、国語と数学の記述式問題の導入を延期する方向で本格的な調整に入った。萩生田文部科学相は年内に導入の是非を判断する意向を表明した。

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 記述式問題の延期が検討されていることで、関係者に戸惑いが広がっている。

 全国高校長協会の萩原聡会長は、生徒が既に、共通テスト対策として定期試験や模擬試験で記述式問題を解いているとして「延期されれば試験問題や時間はどう変わるのか。国は早く決めてほしい」と訴える。

 共通テストの延期を求める大学教授や予備校講師らは6日、「共通テストで信頼できない採点が行われれば、入試の根幹が揺らぐ」との声明を発表。記者会見した中京大の大内裕和教授は「記述式の導入見送りなら、英語民間試験と合わせ共通テストの2本柱が失われる。制度設計の段階から専門家や教育現場の声に耳を傾けなかったことが原因だ」と批判した。河合塾では来月、高校2年生向けに共通テスト対策の模試を予定している。富沢弘和・教育情報部長は「細かい条件に従った解答が必要な国語の記述式は対策が必要なので、見送りなら安堵あんどする受験生は多いのでは」とみている。

 記述式の採点は、ベネッセのグループ企業が2020~23年度分を約61億6000万円で受注している。延期の検討について、ベネッセホールディングスは「コメントできない」としている。

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