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手洗いの大切さ、科学的にも理解…学校に求められる「感染症教育」

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 新型コロナウイルスの流行は、感染症に関する日頃からの教育の重要性を再認識させた。日本学術会議は昨春、国民が感染症について十分な知識を持っていないと指摘、小中高校段階での学習の充実を提言している。感染症の教育、啓発はどう行われており、今後の課題は何か。学校教育の専門家と研究者の視点を聞いた。(編集委員 小松夏樹)

北海道大 人獣共通感染症リサーチセンター助教 林田京子氏

はやしだ・きょうこ 専門は寄生虫学。ウイルスや寄生虫症の診断法開発に従事。児童生徒向けのサイエンス講座や研修の講師も務める。38歳。
はやしだ・きょうこ 専門は寄生虫学。ウイルスや寄生虫症の診断法開発に従事。児童生徒向けのサイエンス講座や研修の講師も務める。38歳。

予防策に加え基礎も

 私が所属する北大の人獣共通感染症リサーチセンターは研究専門の組織だが、社会に向けて専門的な内容を分かりやすく、親しみやすい形で伝えるアウトリーチ活動も重視している。

 昨年の夏休み期間には、小中高生をセンターに招いてのサイエンスレクチャーが実施された。私を含む3人が講師を務め、まず寄生虫やウイルスなどが体内に入り増殖して起きる感染症の基本的な知識を伝えた。

 子どもたちはその後、感染症を媒介する蚊やマダニを顕微鏡で観察し、遺伝子解析装置も見学した。子どもたちは好奇心がとても旺盛で知識を吸収してくれ、ウイルスはどの程度小さなものなのか、などと私たちを質問攻めにした。

 実施後のアンケートでは「また来たい」「理解できた」という声が多かった。

 「これからは、もしマダニが家族についていたら、『病院に行った方がいい』と言える」という声もあった。感染症について子どもから大人に進んで話せる、という例だと思う。このような成長も期待できる研究者からの発信はとても意義があるのだと実感した。

 センターでは、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている高校の生徒にも定期的な研修をしてきた。生徒たちは白衣を着て、PCR法を用いた感染症診断や、病原体の顕微鏡観察を体験する。

理由がわかれば行動も変わる

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1237871 0 ニュース 2020/05/21 05:00:00 2020/05/21 05:00:00 2020/05/21 05:00:00 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターで開催された「サイエンスレクチャー2019」で顕微鏡で観察実習をする参加者ら(7月27日、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターで)=鷹見安浩撮影顕微鏡で観察実習をする参加者ら(27日、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターで)=鷹見安浩撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200521-OYT1I50028-T.jpg?type=thumbnail

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