「9月入学」賛成?反対?…当事者たちの揺れた心、ツイッターで分析
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新型コロナウイルスの感染拡大による休校の長期化を受け、学習の遅れを解消するために検討された「9月入学」。政治家や教育関係者らが様々な意見を表明する中、当事者である生徒や学生たちはどう受け止めたのか。若者の利用が多いツイッターの投稿から分析すると、賛成と反対が時期に応じて増減していることが見えてきた。(教育部 岡本裕輔、鯨井政紀)
話題広がり、賛成の声…「チャンスは今」
読売新聞はNTTデータ(東京)とともに、安倍首相が全国の学校に休校を要請した2月27日から6月10日までの105日間を対象に、生徒や学生の約1万8000件のツイートを分析した。
日別で見てみると、最初の投稿は2月27日。高校生とみられるユーザーが、<9月入学にしたら、毎年受験の時にインフルエンザにおびえる必要ない>と賛同するツイートを投稿。
これ以降、3月末までに計51件のツイートがあったが、この頃はまだ、休校がこれほど長引くとは見られていなかったため、関心を集めなかった。
だが、東京都立高校の生徒とみられるユーザーが4月1日に、<新学期開始を半年ずらすのが最善。チャンスは今しかない>と投稿すると、ツイートは拡散。9月入学は生徒や学生の間でも大きな話題になった。
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