文科相、小中高の一斉休校要請せず…共通テストも予定通り実施「感染リスク低い」
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萩生田文部科学相は5日午前、政府が検討する緊急事態宣言の再発令に関する臨時記者会見を開き、小中高校などの一斉休校は要請しない方針を改めて表明した。今月16日に始まる大学入学共通テストを予定通り実施する考えも示した。
萩生田氏は一斉休校について、「地域の社会経済活動を停止する場合にとる措置で、避けるのが適切だ」と指摘した。児童・生徒の感染事例は少なく、若年層は重症化しにくいとの見解も示した。文科省は、学校設置者である地方自治体などに対し、地域の感染状況を踏まえた対応を検討するように求める通知を出す。
一方、大学入試センター試験に代わり、初めて行われる大学入学共通テストについて、萩生田氏は「専門家からほかのイベントよりも感染リスクが低いとの見解が示されている」と説明した。各大学の個別試験や中学、高校などの入試についても感染対策を徹底したうえで実施するよう求めた。
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