鼻出しマスクの受験生、「不正行為」通告後トイレにこもり警察官出動
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16日に行われた大学入学共通テストで、試験監督者がマスクの正しい着用を繰り返し指示したが従わなかったとして、受験生1人を不正行為と認定したことについて、文部科学省は18日、「対応は適切だった」とするコメントを出した。
大学入試センターによると、この受験生は東京都内の会場でマスクから鼻を出した状態で試験を受けた。監督者が計6回、正しい着用を指示したが従わなかったという。文科省は感覚過敏などでマスク着用が困難な場合、別室受験を事前申請できると周知してきたと説明。監督者の指示に従わない場合は不正行為になることも知らせていたとした。
関係者らによると、この受験生は不正行為を通告された後、「これが自分の正しいマスクの着用だ」と主張して別室への移動に応じず、その後、トイレにこもり、警察官が出動する事態になった。