大学入試内容の変更相次ぎ、文科省が一覧で公表へ
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新型コロナウイルスの感染拡大で、国公私立大が募集要項の発表後に入試の内容などを変更するケースが相次いでいる事態を受け、文部科学省は、変更内容を一覧にして公表することを決めた。20日から同省のウェブサイトに掲載する。2月から個別入試が本格化するのを前に受験生の参考にしてもらうためで、こうした公表は初めて。
文科省によると、募集要項は昨年12月15日までに各大学が発表した。例年、その後の変更はほとんどないが、今年度は▽追試験の設定▽試験会場や時間の変更▽対面からオンライン試験への切り替え▽面接の取りやめ▽掲示板での合格発表の中止――などの対応を取る大学が増えている。
今月25日からは国公立大の出願が始まり、私大の入試が続く。文科省は、変更した大学や学部・学科と変更前後の試験実施日・内容を一覧で掲載する。掲載までに時間差もあることから「最新の情報は大学に確認してほしい」としている。