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東京都と神奈川県では1日、私立中学の入試が始まった。進学塾「栄光ゼミナール」によると、同日は約220校で入試が行われる。千葉、埼玉を加えた1都3県では今春、6年連続増の5万2500人が中学受験に挑むと見込まれている。
最難関校の一つ、武蔵高校中学校(東京)では、構内に検温所を設置。担当者が「受験票を準備して、どちらかの列にお並びください」と呼びかけていた。同校では、「密」を避けるため付き添いの保護者は1人までとし、敷地内は一方通行とした。担当者は「受験生と保護者だけで1000人以上が来校する。スムーズな動線の確保や時間割作りに苦労した」と話す。
桜蔭中(同)は1月に入り、対面での面接をやめ、筆記試験後に1人ずつ違う質問を配り、記述してもらう形式に変更すると発表。鎌倉学園中(神奈川)は休み時間の軽食を禁止し、水分補給のみ可とした。例年は校舎内に設けていた保護者控室も、今年は校舎を通らずに行ける体育館とし、湯茶の提供もやめた。