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文部科学省科学技術・学術政策研究所が、大学院修士課程の学生らを対象にアンケート調査したところ、奨学金などの借入金がある学生が全体の3分の1に上った。経済的な理由で博士課程への進学を断念する学生もいたとみられる。

調査は昨年11~12月、今年3月の修士課程修了を控えた学生らを対象にオンラインで実施。経済状況や進路の考え方などを質問し、6年制の医学部生らを含む1万6311人が回答した。
その結果、返済義務のある借入金を抱える学生は35・9%に上り、金額が「300万円以上」と回答した学生は16・5%いた。「300万円以上」の学生に専攻を聞いたところ、医学などを含む保健が22・9%と最多で、理学、工学がそれぞれ17・1%と続いた。
進路については、全体のうち「就職先決定」が62・1%に上り、「博士課程への進学」は10・2%にとどまった。進学しない理由は「経済的に自立したい」が67・9%と最多で、「経済的な見通しが立たない」が38・3%だった。
博士課程の学生は即戦力として研究活動に従事する一方、給与がほとんど支払われていないのが現状だ。2000年度に16・7%だった博士課程への進学率は20年度、9・4%とほぼ半減している。背景に待遇面への不安があるとみられ、同研究所は「高度な知識をもつ博士の枯渇は科学技術力を低下させる。経済的な支援策が必要」としている。






















