ズボンも選べる女子中学生の制服…「多様化」以外にもある導入の背景

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 青森市立横内中学校は7日、性別にかかわらず制服を自由に選択できる制度を導入した。寒さ対策やファッションの多様化が目的で、ズボン姿で登校した女子生徒は「暖かい」「かっこいい」などの感想を述べた。

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ズボン姿で登校した横内中の女子生徒たち(8日、青森市で)
ズボン姿で登校した横内中の女子生徒たち(8日、青森市で)

 横内中の制服は男女とも上着はブレザー。新制度でもブレザーは必須だが、それ以外の制服は選べる。スカートまたはズボン、ネクタイまたはリボンを自由に組み合わせることができ、希望した10人ほどの女子生徒がズボンを追加購入した。

 8日は、早速ズボンやネクタイ姿の女子生徒が登校。ズボンをはいた1年の女子生徒(12)は「小学生の頃は冬場にスカートをはかなかったので制服は寒いと思っていた。スラックスは暖かいし、動きやすい」と喜んだ。横内中では今年度を試行期間と位置づけ、生徒から意見を聞いた上で来年度に本格実施する方針だ。

 横内中が制服の選択制を導入した背景には、厳しい寒さに見舞われる青森で、生徒の健康を守る狙いもある。新型コロナウイルスの感染が広がった昨年度以降、感染対策で教室の窓を開けて換気をしているが、冬場には女子生徒から「スカートでは寒い」という意見が上がるようになった。

 そこで今年6月に全校生徒や保護者の計約360人にアンケートを行うと、回答者の約9割が制服の選択制に賛成した。女子生徒の7割以上は「ズボンをはいてみたい」と答えた。横内中は上着が男女ともブレザーのため、女子の体形に合ったズボンを新たに取り入れるだけでスムーズに選択制に移行できたという。

 山田大介校長は「生徒が自由に選択できることが重要。好きな制服で快適な学校生活が送れるようになってほしい」と話す。

 市教育委員会によると、市立中全19校のうち、制服の選択制を導入しているのは4校にとどまる(6月時点)。市立中には女子がセーラー服、男子が詰め襟の学校が多く、選択制の導入が難しいのが現状という。

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