合格のお守りにたわしのストラップ…シュロの花言葉「勝利」にちなみ…

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 福岡県の特産民工芸品に指定されている「 棕櫚箒しゅろほうき 」を手がけるうきは市の専門店が、たわしのストラップを作り、受験生らの間で人気を集めている。シュロの花言葉「勝利」にちなんでいるためで、全国各地から合格祈願のお守りなどとして買い求める人が多いという。店関係者は「少しでも御利益があるとうれしい」と話している。(森永健太)

ストラップを紹介する木下さん
ストラップを紹介する木下さん

 シュロほうきは、ヤシ科の常緑高木であるシュロの外皮を材料に、古くから西日本を中心に作られている。しなやかな掃き心地や、天然の油分を含んだ繊維によるワックス効果などが特徴だ。福岡市の「博多 曲物まげもの 」や久留米市の「 籃胎らんたい 漆器」などと共に、県の特産民工芸品に指定されている。

 うきは市浮羽町の「まごころ工房 棕櫚の さと 」社長の木下宏一さん(56)は、インターネットでシュロの花言葉を知り、ほうき以外の新しい商品としてストラップを考案し、約10年前から販売している。「勝ちすとらっぷ」という名前で、シュロの外皮の繊維をほぐして針金で巻き込んだ約3センチの小さなたわしをかたどっている。

 ストラップは受験の合格祈願やスポーツの必勝祈願として、発売当初から口コミで評判となり、徐々に人気が高まった。店頭や店のホームページのほか、全国の物産展などで扱っており、昨年は約100個販売したという。木下さんは「ストラップをきっかけに、シュロほうきの良さを知ってくれる若い人も多い」と語る。

 シュロほうきはかつて、農閑期の農家の副業などとして浮羽地域で盛んに作られた。戦後から1960年代にかけて十数軒で作っていたが、掃除機の普及などで需要が減り、現在は棕櫚の郷だけが生産しているという。木下さんは「ストラップをお守りなどとして身につけてもらいながら、伝統あるシュロほうきにも興味を持ってほしい」と期待している。

 ストラップは1個1980円(税込み)。北海道のクラフト作家が手がけた木製のキノコやドングリも一緒に付けられている。問い合わせは棕櫚の郷(0943・77・2212)へ。

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2658311 0 ニュース 2022/01/08 13:05:00 2022/01/08 14:55:49 2022/01/08 14:55:49 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/20220108-OYT1I50005-T-e1641621342697.jpg?type=thumbnail

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