文部科学省は21日、国で今後5年間に取り組むべき情報化施策の方向性を示す「学校教育情報化推進計画」案を公表した。デジタル教科書については「2024年度の本格的な導入に向け、学校現場での活用を推進する」とした。
文部科学省 推進計画は、19年に成立した「学校教育情報化推進法」で策定が義務づけられた。自治体でも策定は努力義務とされ、国の計画を参考にする。
公表された計画案では、小中学生への1人1台学習用端末の整備を受け、ICT(情報通信技術)を活用した児童生徒の能力育成や教職員の指導力向上、環境整備などを盛り込んだ。計画案は、パブリックコメント(意見公募)を経て、夏頃に決定する。