視力低下、学年上がるほど女子生徒に顕著…中3で0・3未満が35%

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 裸眼視力が0・3未満の中学3年生の割合が3割に上ることが、文部科学省が初めて実施した近視実態調査でわかった。中3女子では0・3未満の割合が男子より10ポイントほど高く、女子の低下が目立った。文科省は3年かけ、デジタル機器の影響なども分析し、視力低下の原因を調べる。

 調査は、2019年度の「学校保健統計調査」で視力1・0未満の小中高生の割合が過去最悪となったことから、詳しく分析するために実施された。今回は、21年度に調べた小中26校の約7400人の結果を公表した。

 視力0・3未満の子供の割合は小1では男子1・00%、女子1・67%だが、小6では男子19・16%、女子22・99%と2割を占めた。中3では男子25・52%、女子35・61%だった。眼鏡やコンタクトレンズの装着率は中3で男子4割、女子5割だった。

 今回の調査では、視力と関係がある眼球の奥行きの長さ「眼軸長」を調べた。眼軸長は長いほど近視が進むとされ、近くを見る作業を長時間続けると、眼軸長は伸びたまま戻らなくなる。

 全体の調査結果では、学年が上がるにつれて眼軸長が長くなり、小学校高学年に大人の平均とされる24ミリ弱を超えていた。

 視力低下について、調査を担当した東京医科歯科大の大野京子教授は「スマホなどの小さな画面を見ることが影響している」とみる。女子の低下が顕著な理由については、「身長が伸びる時期は眼軸長も伸びていく傾向にある。体の発達の早い女子で視力低下が顕著だったのではないか」と指摘した。

 学校現場では、小中学生に1人1台の学習用端末を配備する「GIGAスクール構想」やデジタル教科書による視力への影響も懸念されている。文科省は今後、学校と家庭でのデジタル機器の使用時間と近視の関連なども解析する予定だ。

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