「私語禁止」で3年ぶり再開の水泳授業、実技やめる中学校は「女子は学校でのプールに抵抗ある」

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 新型コロナウイルスの影響で中止していた小中学校での水泳授業を再開する自治体が増えている。その一方で、プールの老朽化などに悩んでいた自治体では、コロナ禍による中止を機に中学の水泳実技を廃止し、座学のみにする動きもでている。(佐々木伶)

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「水の事故防止のため」

3年ぶりに水泳授業を受ける宗道小の5年生たち(15日、茨城県下妻市で)
3年ぶりに水泳授業を受ける宗道小の5年生たち(15日、茨城県下妻市で)

 茨城県下妻市立 宗道そうどう 小学校が15日、3年ぶりに行った水泳授業。同小は水泳授業で市内のスポーツクラブのプールを使っており、5年生22人は水の中を歩いたり、ビート板を使って泳いだりと大喜び。コロナ禍で水泳から遠ざかっていたという児童(10)は「意外と体が泳ぎ方を覚えていた。みんなでプールに入るのは楽しい」と笑顔を見せた。

 下妻市では感染状況が落ち着いていることから今夏の再開を決めた。子供にマスク着用は求めないが、私語は禁止。教員は、口元を覆う透明なマウスシールドを着ける。2クラス合同授業だったのを、密を避け1クラスずつとした。

 久しぶりの指導となる教員は、事前にスポーツクラブ職員による泳ぎの教え方の講習を受けた。市教委学校教育課の国府田聡課長は「茨城には海があるので、水に慣れる機会は作りたい」と話す。

 コロナ禍での水泳授業を行うにあたりスポーツ庁は「不必要な会話をしない」「2メートル以上の距離を保つこと」などの対策を求める。

 北九州市や神戸市も今年度から市立小中学校で水泳授業を再開した。北九州市の担当者は「水の事故防止のためにも、これ以上、空白期間が生じるのは避けたかった」と話す。

分かれる判断

 再開の判断は自治体、学校で分かれている。

 横浜市教委は昨年度、可能な範囲で水泳授業の実施を各校に求めたが、実施は半数程度だった。担当者は「密を避けて授業を分けるのに必要な教員が足りない学校もあったようだ」と話す。一方、神奈川県平塚市は、今年度も水泳授業を中止する。担当者は「感染が完全に収まったわけではなく、プールではしゃぐ子供たちに一言も話すなと指導するのは難しい」と語る。

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