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[悩む大人へ]「自尊感情」持つ子に育てて

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 自ら命を絶つ子どもが減らない。日々、子どもたちと接している大人はどう対応するべきか。専門家や医師、学校関係者、遺族らが語ります。

自殺総合対策推進センター 本橋豊センター長

 文部科学省の調査によれば、自殺した子どもが置かれていた状況は半分以上が「不明」という結果が出ている。子どもから自殺の危険を示すサインが出ていなかったり、サインが出ていたとしても信頼のある大人でないと気づけなかったりする可能性は高い。

 自殺対策は専門家だけの仕事ではなく、我々みんなの仕事なんだという認識を持つ必要がある。誰もがゲートキーパーにならなければならない。家庭、学校、地域が連携し、子どもの自殺をなくすためにできることは何なのか、それぞれが考えてほしい。

 その上で、家庭でも学校でも、自分の命は大切なんだという「自尊感情」を子どもたちが持つように育ててほしい。信頼できる大人を見つけて話すことの大事さや、信頼できる大人が見つからなかったら地域の相談窓口に相談することを教えてあげてほしい。さらには、「つらい」「苦しい」という時に、助けを求めるサインを出す「SOSの出し方教育」を、全国的に進めてもらいたいと思う。

 国際調査の結果を見ても、日本の子どもの自尊感情の低さは顕著だ。SOSの出し方教育は何も特別なことではなく、むしろ本来の教育でやるべき内容ではないだろうか。

 子どもの自殺は子どもだけの問題ではない。大人の社会も弱者を思いやるように変わることが、いま、求められている。

本橋 豊氏…専門は公衆衛生学。秋田大医学部教授などを経て、国の自殺対策を進める中核的機関として2016年4月に発足した「自殺総合対策推進センター」の初代センター長に就任した。著書に「自殺が減ったまち―秋田県の挑戦」など。

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750823 0 アドバイス 2019/08/20 04:59:00 2019/08/21 17:07:33 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190819-OYT1I50048-T.jpg?type=thumbnail

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