[悩む大人へ]「力になりたい」と伝えて

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 自ら命を絶つ子どもが減らない。日々、子どもたちと接している大人はどう対応するべきか。専門家や医師、学校関係者、遺族らが語ります。

全国SNSカウンセリング協議会理事 杉原保史・京都大教授

 子供との関わりに自信を持てない親や教員が増えているように感じる。「もし自分の一言が最後の一押しになったらどうするのか」、そんなふうに言われた経験がある。

 身近な大人が子供の異変に気づいても、専門家任せにしていたら、子供は「見捨てられた」などと意気消沈してしまうだろう。自信がなくても普段の様子を知っている大人に関わってほしいと思う。

 いきなり「何か悩んでいないか」と聞けば、「別に」と言われてそれで終わってしまうだろう。まずは、食欲がない、体重が減ったなど目に見えるところから声を掛け、共通の「地平」を作る。そして、力になりたいと思っていることを伝えてほしい。

 親世代と比べて、子供同士のコミュニケーションは変質している。友達同士に見える関係でも、互いの悩みを相談したりすることはない。友達だからこそ、暗い話をして負担をかけないのがリスペクト(尊敬)なのだと彼らは言う。

 身近な大人にも友達にも悩みを言えない場合、行き着く先はSNSしかなくなる。電話の相談窓口があっても、若い人は電話で通話する習慣がないので使うことがほとんどない。

 LINEなどのSNS相談は匿名性が高いので自分を開示しやすい。そこから実際の支援につなげていってほしい。

杉原保史氏…京都大学学生総合支援センター長・教授。SNS相談の普及や研究を行う「全国SNSカウンセリング協議会」の理事も務める。

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