[悩む大人へ]生きる楽しさを感じられるよう寄り添ってあげて

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 自ら命を絶つ子どもが減らない。日々、子どもたちと接している大人はどう対応するべきか。専門家や医師、学校関係者、遺族らが語ります。

フリースクールを運営するNPO法人「東京シューレ」 奥地圭子理事長

 長期休暇明けの自殺が後を絶たないのは、子どもだけではなく大人も、「学校は苦しくても行かなければならないところ」という固定観念に縛られているからだ。

 フリースクールなど学校以外の学びの重要性を認めた「教育機会確保法」が成立してからまもなく3年だが、その中身が保護者や教員に理解されているとは言い難い。基本指針で「登校のみを目標にするのではない」と示され、休養の必要性も明記されている。しかし、教員研修などの場でこの話をすると、「子どもに『休んでいいんだよ』と声掛けしていいことを初めて知った」という教員の声を聞く。法律の周知徹底は重要だ。

 「無理して学校に行かなくてもいい」という考えが若い保護者に広がり、フリースクールには小学生の在籍者が増えている。「幼い頃から不登校だと、大人になった時に社会の中でやっていけるのだろうか」と心配する声もあるが、長いスパンで見てほしい。フリースクールの卒業生には進学したり、自分の好きなことに取り組んでいたりする子が大勢いる。

 保護者には、その子にしかない価値を認めてあげながら、生きる楽しさを子どもが感じられるように寄り添ってあげてほしい。

奥地圭子さん…22年間公立小学校で教員を務めた後、1985年に東京シューレを開設。全国のフリースクールの草分け的存在。

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