オシエルズ 「君は決してダメじゃない」 自分に「いいね」を言い続けて…STOP自殺 #しんどい君へ

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 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、今年は学校が休校し、始業は遅れ、学校行事も延期や中止になり、多くの学校で夏休みが大幅に短縮される。未成年の自殺者も3年連続で増えるなか、身の回りの変化に(ほん)(ろう)され、しんどい思いを抱える「君」にメッセージを送る。

#しんどい君へ…教員兼お笑いコンビ「オシエルズ」

居場所がないと感じた頃を振り返る「オシエルズ」の2人(左が矢島さん、右が野村さん)
居場所がないと感じた頃を振り返る「オシエルズ」の2人(左が矢島さん、右が野村さん)

自己表現する場所は、学校やSNSだけじゃない

◆オシエルズ 矢島ノブ雄さん 33

 小学4年で60キロほどあったことから「ブタ」「ゴリラ」とからかわれ、「触ったらデブ菌がつく」と笑われたこともあります。引っ込み思案だった僕は、容姿の欠点も一つの武器にして笑いを生み出す芸人を見て、憧れを抱くようになりました。

 中学生になると、周囲とのコミュニケーションを避け、人知れず笑いのネタ帳を書くようになりました。ある日、机の上にネタ帳を置き忘れました。中を見た友人が「めちゃくちゃ面白いじゃん」と褒めてくれました。それからネタ帳に感想欄を作るようになり、ほかの人も加わって回し読みするようになり、放課後や文化祭で披露するようになりました。最終的に、ネタ帳は8冊にもなりました。

 大学卒業後、通信制高校で教壇に立ちました。いじめや家庭不和、成績不良などの事情を抱え、葛藤している生徒たちと出会いました。みんな、素晴らしい個性を持っているのに、誰にも肯定されずにもがいている生徒が多かった。

 自分を認めてくれる人がいないとつらい。だけど、自分の好きなことはぶれずにやり続けて、自分に「いいね」を言い続けてほしい。いじめられたり、疎まれたりして自己肯定感が低い子の気持ち、わかります。ただ、それは周りがそう思わせているだけで、君は決してダメじゃない。

 「いいね」と承認してくれる人が現れるまで、環境を変えてもいい。自己表現する場所は、学校やSNSの世界だけじゃない。広い視野を持ってほしい。ジタバタする経験は後で生きてきます。誰かに「いいね」と言われるまで、毎日3回は自分に「いいね」を言い続けてほしい。

「私の話を聞いて」「私を見て」と言う勇気を

◆オシエルズ 野村真之介さん 31

 地元の鹿児島県の公立中学校では優等生タイプでした。当時、学校は荒れていて、上下関係が異常に厳しく、後輩を家来のように使う人もいる状況でした。僕は「ガリ勉」と呼ばれて煙たがられ、居場所がないという感覚がありました。

 中2の時、生徒会の仲間を前にお笑いコンビ「アンタッチャブル」の漫才をコピーして披露すると大受けしました。存在が証明された気がして、僕が求めていた喜びはこれだと思いました。学校生活の中で、あらゆる機会を捉えて漫才をするようになり、周りの見方も変わっていきました。

 その後、英語教師になり、ある学校で、授業中ノートもとらず、私語を続ける生徒がいました。ある時、突っ伏して寝ていたため、机をコンコンとたたくと、机をガッと引いて「触んじゃねえ」と言われました。

 その子はクラスメートからも「うるさい」と敬遠される存在でした。教室に居場所がなく、ぎりぎり登校しているのだろうと思いました。でも、他の生徒と同じように接していると、年度末の最後のテストの答案に「先生って、いい先生ですね。頑張ってください」と書かれていました。

 いまどこにも居場所がないと感じている君。「私の話を聞いて」「私を見て」と言う勇気を持ってほしい。その相手は友達でも親でも、誰でもいい。その一言で閉じた空間から外へ出られるかもしれない。理解してくれる人が見つかるかもしれない。そして、自分が自分らしく変わるきっかけになるかもしれません。

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