「一人じゃないよ」…自殺防止イベント各地で

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 夏休み明けの子供の自殺を防ごうと、学校に行きたくないと考える子供に安心できる居場所を提供したり、我が子を自殺で失った遺族の思いを伝えたりするイベントが各地で開かれる。

居場所の提供

 1972~2013年の自殺を分析した内閣府の調査によると、18歳以下の自殺者は夏休み明け前後に急増する傾向がある。42年間の累計では、多くの学校で新学期になる9月1日が最多で131人。翌2日が94人、8月31日は92人に上った。

 そのため、NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」、NPO法人「日本冒険遊び場づくり協会」、「FUTURE DESIGN(多様な学びプロジェクト)」の3団体は共同で、キャンペーン「#学校ムリでもここあるよ」を展開。夏休み明けを前に、子供たちに安心できる居場所に関する情報を提供する取り組みを行っている。

 特設サイトを開設し、こうした居場所の提供や相談などを受ける全国150団体以上の情報を掲載。共通のハッシュタグ「#学校ムリでもここあるよ」で、SNS上で子供たちの声を集めている。主催者は「どこにも安心できる場所が見つからないなら、勇気を出してここへおいで」と呼びかけている。

メッセージ展

メッセージ展では、小森香澄さんが残した言葉と肖像画が展示される©GENTLE HEART PROJECT
メッセージ展では、小森香澄さんが残した言葉と肖像画が展示される©GENTLE HEART PROJECT

 一人でも多くの子供の命を救おうと、いじめなどで自殺した子供の遺書や作文などを展示する「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ展」が21日から、東京都港区の都人権プラザで開かれる。

 21年前、高校1年の一人娘・香澄さんがいじめを苦に自殺した小森美登里さんは「やさしい心が一番大切だよ」というメッセージを展示する。これは、香澄さんが亡くなる直前につぶやいた言葉だといい、小森さんは「もし、周りに悩みを抱える子がいたら話を聞き、『あなたは一人じゃないよ』と声をかけてあげてほしい。展示から、一人ひとりの生きた証しを感じてもらえれば」と話している。

 21日には教育評論家の尾木直樹さんらが「子供の心身の健康と安全を守るために」をテーマに語る。24日には「インターネットといじめの問題」についてのトークイベントがある。31日まで(日曜休館)。入場無料。問い合わせは主催の東京都人権プラザ(03・6722・0123)へ。

先輩から聞いてみよう

 多くの学校で夏休み最後の日となる9月1日、東京都世田谷区の世田谷パブリックシアターでは、中学生を対象にしたイベント「みんなよりちょっと先輩の話聞いてみない?」が開かれる。

 公益財団法人「せたがや文化財団」が主催し、不登校を経験した高校生や大学生の話を聞いたり、話したりする場を設けて、交流を図る。主催者は「気軽に足を運んでほしい」としている。

 時間は午後1時から同5時半。参加無料。劇場のホームページから申し込むが、当日参加も可能。問い合わせは同シアター(03・5432・1526)へ。

◎ご意見は 〒100・8055読売新聞東京本社教育部(ファクス 03・3217・9908、メール kyouiku@yomiuri.com)へ。

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753662 0 特集など 2019/08/21 07:00:00 2019/08/21 07:00:00 神奈川県立高校1年生の夏、いじめを苦に自殺した小森香澄さんの言葉とイラスト https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190821-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail

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