<速報> 日欧開発の水星探査機、南米ギアナから打ち上げ成功
    
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    教育に関する様々な話題を随時紹介、解説します。

    「勝ち進めばOK」と、どの場合も片付けていいのか

     読売新聞朝刊教育面の第2、第5水曜日で「ニュースde道徳」を掲載しています。8日付朝刊では、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本対ポーランド戦のニュースを取りあげています。「努力と強い意志」がテーマです。

     このテーマに関連する以下のようなニュースもあります。

    5連続敬遠で終幕 強打者の夏

    • 明徳義塾戦で5打席続けて敬遠された星稜・松井選手(1992年8月16日、甲子園球場で)
      明徳義塾戦で5打席続けて敬遠された星稜・松井選手(1992年8月16日、甲子園球場で)

     この夏、第100回大会を迎えた全国高校野球選手権大会。遡ること26年前、1992年夏の明徳義塾(高知)―星稜(石川)戦では、星稜の4番打者だった松井秀喜氏(元巨人、米大リーグ・ヤンキースなど)が5打席連続で敬遠されました。

     試合は、別格の実力を備えた強打者との真っ向勝負を四球で避け続けた明徳義塾が、3―2で勝利。冷徹に勝利を追求した作戦は、教育的な側面もある高校野球のあり方を巡る議論を巻き起こしました。

     明徳義塾の馬淵史郎監督は、読売新聞の取材に応じた今年5月30日付の記事で、「今なら(5連続敬遠は)しません。昨春の選抜大会で早稲田実業(東京)の清宮(幸太郎)君と対戦したときも勝負しましたからね」と話しています。その一方で「あの作戦に好き嫌いはあるでしょうが、第三者が批判するのはおかしい。ルール内でやっているのだから。監督としては間違ってなかった」と当時の判断について振り返っていました。

    なりふり構わぬハンド

     サッカーの2010年W杯南アフリカ大会では、準々決勝でウルグアイとガーナが対戦しましたが、反則を犯したウルグアイが勝つ結果となりました。

     試合では、アフリカ勢初の4強進出を目指したガーナが前半ロスタイムに先制しましたが、後半に追いつかれて延長に突入しました。

     延長後半のロスタイム、ガーナの勝ち越しヘディングシュートが決まろうとした瞬間のこと。ゴール前にいたウルグアイの選手が、手でボールをはじき出したのです。この選手はハンドの反則を取られ、退場処分も受けました。

     ところが、このプレーで得たペナルティーキックを、ガーナの選手が失敗。試合は1-1のまま終了となり、PK戦はウルグアイが4―2で制しました。失点を逃れるための悪質な反則で試合をPK戦に持ち込んだ側のチームが、準決勝へと勝ち進んだのです。

     反則をしたウルグアイの選手は試合後、「W杯史上最高のセーブだと思う。今日は退場となったが、その価値はある」と発言し、激しい批判を浴びました。ウルグアイの監督は「私は今日起きたことを説明する言葉を持たない。我々のプレーは良くなかったが、非常に難しい状況を生き延びた」と話しました。

     ガーナの監督は「相手よりもチャンスは多かったと思うが、これもサッカー。ウルグアイの方が運に恵まれた」などとコメントしました。

     この大会でウルグアイは準決勝と3位決定戦に連敗して4位。3位決定戦の終了間際には、貴重なフリーキックの好機をエースの選手が外した場面もありました。

    2018年08月08日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun