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    教育に関する様々な話題を随時紹介、解説します。

    たたえ、支え、広めたい! 尾畠さんスピリット

     読売新聞朝刊教育面の第2、第5水曜日で「ニュースde道徳」を掲載しています。31日朝刊では、自然災害で活躍するボランティアを取りあげています。ボランティアに関連する以下のようなニュースもあります。

    • 明るく笑う「スーパーボランティア」こと、尾畠さん
      明るく笑う「スーパーボランティア」こと、尾畠さん

    スーパーボランティアは郷土の誇り

     山口県周防大島町の山中で行方不明になった男の子を発見した大分県日出(ひじ)町の尾畠春夫さんが9月3日、日出町から功労者として表彰されました。

     尾畠さんは、男の子が不明になった3日後の8月15日に周防大島町で捜索を始め、男の子を見つけました。表彰では、昨年の九州北部豪雨や7月の西日本豪雨の被災地などで取り組んだ泥かきなどのボランティア活動も評価されました。

     表彰式で本田博文町長が「行動力、謙虚さ、高潔な姿勢は町民に勇気と誇りを与えてくれた。ボランティアに対する評価は一層高くなった」と話し、表彰状を手渡しました。男の子を見つけた時に着ていたTシャツ姿で出席した尾畠さんは、「表彰を受けたからといって、必要以上に頑張ろうとは思わない。今まで通り、ボランティアを続けていくだけ」と話していました。

    思い出のかけら、見つける達人

    • 活躍する「オープンジャパン」のメンバーたち
      活躍する「オープンジャパン」のメンバーたち

     41人が亡くなった北海道地震では、犠牲者の遺品を回収する専門技術が活躍しました。災害ボランティアなどに取り組む一般社団法人「オープンジャパン」(宮城県石巻市)のメンバーたちで、土木関係の技術や知識を持つ専門家集団です。1995年の阪神大震災を機に創設され、2011年の東日本大震災、16年の熊本地震や今年の西日本豪雨でも活動してきました。

     北海道地震で被災した厚真町の家屋では、副代表の肥田(ひだ)浩さん率いるチームが、亡くなった人の家族に遺品が置いてあった場所を尋ね、二次災害の危険がないと判断した上で、チェーンソーなどを手に屋内に入った。家具などが横たわる中を分け入って進み、土砂に半分埋まった仏間から仏像などを慎重に運び出しました。肥田さんは「ご遺族の大切な思い出。今後も救い出していきたい」と話していました。

     代々の先祖の氏名や命日を記した過去帳や、きょうだいの幼い頃の写真数点も発見されました。厚真町災害ボランティアセンターの担当者は「余震も収まり、遺品や貴重品などを見つけたいという被災者が増えています」と話していました。

    宿泊費補助、被災自治体が制度化

     西日本豪雨の被災地となった広島、岡山、愛媛の3県などは、被災地を訪れるボランティアや観光客ら1人あたりの宿泊料金を1泊最大6000円補助するキャンペーン「ふっこう周遊割」(8月31日~11月30日)を行っています。被災地支援策として政府が創設した補助金を活用し、観光業の復興を図る目的です。

     対象は災害救助法が適用された岐阜、京都、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島、山口、愛媛、高知、福岡の11府県。このうちの複数府県内(京都市を除く)で2連泊以上した場合に宿泊料金を割り引く制度で、1泊あたりの割引額は広島、岡山、愛媛の3県が6000円、残る8府県は4000円です。ボランティア活動が目的の場合は、同一府県内の宿泊でも対象となるそうです。

    2018年10月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun