“やんちゃ”見守ってくれた先生…聖ドミニコ

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2008年度卒業

画家
コラス(めい)さん

コラス愛さん(聖ドミニコ学園中学高等学校で)
コラス愛さん(聖ドミニコ学園中学高等学校で)

Q1.母校で印象に残っている思い出は?

 私の代はやんちゃな子が多かったですね。中学になっても小学生気分が抜けきらないままといった感じです。ペットボトルを使って、走ってはいけない廊下で缶けり遊びをしたことがあります。先生に見つかってペットボトルを取り上げられるけど、また誰かが持って来て始めるのです。高3のときは自習時間に3人くらいでベランダでシャボン玉をやったことも。上の階のクラスが「シャボン玉が飛んできたぞ」とざわついて、そのときも先生に怒られました。

 でも、先生方は本気で怒るというより、あきれるというか、いつも温かく見守ってくださいました。そこはすごくいいなって思いました。私にとっては、先生に怒られた思い出が、聖ドミニコの楽しい思い出です。

Q2.先生方とは仲が良かったのですか?

 よく職員室にぶらりと行って、先生たちとたわいのない話をしていました。「いま、ひまですか?」という感じで、学園祭が近ければ学園祭の話をしたり。相談というより、友だちと話すみたいな感じです。あるとき、フランス語の女性の先生に、私がしていたマフラーを「すごくすてきね」とほめられたことがあって、卒業後それを思い出し、「元気かな?」と思ってそのマフラーを送りました。使い古しなのですが、先生は今も大切に使ってくれているようです。

Q3.卒業後はどんな道に進んだのですか?

 東京芸術大学美術学部の絵画科油画専攻に3浪して入りました。浪人中、毎年、この学校に卒業証明書を取りに来ていたのですが、先生たちは「コラスが来たから、もう受験シーズンだな」「まだ頑張ってんの?」みたいな軽い感じで話しかけてくれて、とても気持ちが楽になりました。今は画家として展示会を開いたり、本の挿絵を描いたりしています。

 実は聖ドミニコは高校には普通科しかないのですが、珍しく東京芸大に何年かごとに入る子がいます。私の同級生には「劇団四季」に行っている子もいます。好き勝手にさせてくれるというか、生徒一人一人の個性を大切にする学校だからこそ、やりたいことをとことんやれる空気があったのかなと思います。

Q4.本校を目指そうという受験生には?

 子供の絵画教室のお手伝いもしているのですが、そこに小学生のとき通ってきた子が聖ドミニコに入学しました。個性的な子だったので、「入ると絶対に楽しいよ」と勧めました。私はフランス人の父、日本人の母がいます。私の学年には、国際結婚で生まれた子も多かった。この学校は先生方も生徒たちも、いろいろな価値観を受け入れてくれます。さまざまな個性や背景を持った子たちが、共に笑い、共に喜び、時にはぶつかり合い、お互いを受け入れながら伸び伸びと楽しく学んでいける。もちろん、おとなしい子にも居場所がちゃんとあります。

 先生方は、勉強ができるとかできないではなく、私たちを「人」として見てくれました。一人一人と向き合ってくれました。

 卒業した今も、私には帰るところがあるという気持ちが常にあります。いつでも温かく迎えてもらえるこの学校は、私にとってかけがえのない場所です。

 聖ドミニコ学園中学高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

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709534 0 卒業生だよ 2018/11/14 05:20:00 2018/11/14 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190726-OYT8I50006-T.jpg?type=thumbnail

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