女子校は「男の仕事」も自然に体験…見附校長

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見附豊和校長
見附豊和校長

 社会に出て困らないように、学校で子どもたちにさまざまなことを経験させたい――先生だけではなく、保護者にとっても思いは同じです。京華女子中学・高等学校の見附豊和校長は「より多くの体験ができることが女子校のメリットです」と話し、具体的なエピソードを紹介してくれました。

苦手なことも体験して克服

 見附校長は長年、理科の授業を担当してきたそうです。

 「高校から入学してきた生徒の中には、『ガスバーナーがつけられない』といった子がいるんです。(共学校では)理科の実験などを、男の子が率先してやってしまうことが多く、実験器具を扱う機会が減ってしまうからです」

 逆に調理実習などは、女の子が主体になることが多く、男の子が苦手意識を持つことが多いといいます。

 「得手不得手を体験するというのは大事なこと。女の子だけであれば、苦手なものや、一般的に『男の仕事』とでもいうようなものも、女の子が自然と体験できるのです」と女子校であることの良さを解説しています。

 勉強の仕方も男の子と女の子では違うといいます。自ら男子校出身であることも踏まえ、こう分析しています。

 「男の子は、勉強も計画的というよりは、試験前にスパートをかけてやる『短距離型』の子が多い。一方で、女の子は、毎日こつこつと成果を積み上げていくような勉強のやり方に長けています」

 そのため、京華女子では、毎日の宿題や英検などの目標づくりを通して、着実に学力を上げる取り組みを行っているそうです。高校2年生で、準1級を取っている生徒も出てきており、手ごたえを感じているとか。

男の子の存在を意識しない

ボランティア体験や筝曲、茶道などの体験を通して、女性らしさを磨く
ボランティア体験や筝曲、茶道などの体験を通して、女性らしさを磨く

 見附校長もほかの女子校で指摘されているように、男の子の存在を意識しなくて良い点をメリットにあげています。

 「異性の目があると、どうしても意識してしまうものです。異性の目を気にしないでいいというのは、やはり大きい」といい、勉強だけでなく、クラブ活動や日常生活がのびのびできるため、自分の良さを表現できる子が多くなるそうです。

 ただ、気をつけないといけない点として、「異性の目がないことで、のびのびしすぎてしまう」という側面もあるとか。

 京華女子は、人間性を養うためのカリキュラムを豊富に用意することで、バランスを取っているそうです。中学の3年間、毎週土曜日に設けられた授業では、ボランティア体験や筝曲、茶道などの体験を通して、女性らしさを磨いています。授業をきっかけに課外クラブに入り、活動を続けている生徒も多いそうです。

「女子校」かどうかより、その学校に合うかどうか

 「女子校に適した子ども」って、どんな子でしょうかとたずねると、見附校長は「女子校そのものへの向き不向きというのはあまりないですね」と即答されました。

 「同じ女子校でも、学校によって、色はまったく異なります。女子校かどうか、ということよりも、その学校に自分が、または娘さんが合うのかどうか、ということのほうが学校選びでは大きいと思います」とのこと。女子校だから、と特別視せず、自分に合う学校かどうかをまず見てみることがポイントのようです。

 (文と写真:読売受験サポート編集部、写真は一部京華女子中学・高等学校提供)

 京華女子中学・高等学校について、詳しく知りたい方はこちら

 掲載日:2013年2月14日

404885 0 京華女子中学・高等学校 2013/02/14 04:00:00 2013/02/14 04:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20141209-OYT8I50049-T.jpg?type=thumbnail

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