クリスマスの本当の意味は…「献身」の尊さ確認

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「献身」の尊さを確認する行事
「献身」の尊さを確認する行事

 横須賀学院中学高等学校(神奈川県横須賀市)は11月21日、クリスマスツリーの点灯式を開いた。キリストの教えを教育の柱としているだけに、生徒がクリスマスの精神である「献身」の尊さを確認する大事な行事。ちょっと早い聖夜の様子を取材した。

50人以上の立ち見も…参加者でにぎわう

 点灯式の会場は、正門を入った左手にそびえる大チャペル前の広場。外階段をのぼったスペースを式の『舞台』に見立てて、広場にイスを並べると、即席の『屋外チャペル』ができあがった。参加したのは、横須賀学院小学校から高校までの有志。それでも120脚用意したイスはすぐ一杯になり、50人以上は立ったまま。参加する生徒たちの熱心さが伝わってくる。

 おごそかなオルガンの演奏をバックに、賛美歌や聖書朗読、祈りと式は進む。中でも強い印象を受けたのは、中学で宗教主任を担当する吉住高志先生の説教だ。

 ある日、自由に動けるようになった小熊のぬいぐるみミシュカが、病気の男の子のプレゼントになるため、再びぬいぐるみに戻ったという挿話を紹介。優しく声を響かせ、「ミシュカのように、最高のプレゼントは“自分”です。相手のために身をささげること、それがクリスマスです」と意味を説いた。

ツリーは5代目

見上げるほどの立派なツリー
見上げるほどの立派なツリー

 説教のあと、全員で祈りをささげ、ツリーは静かに点灯された。赤や青、緑など色とりどりの電球が闇の中に浮かび上がる。参加者は歩み寄って灯りを見つめ、「きれいだね」とささやきあった。

 この木はドイツトウヒ。52期生が、2005年の卒業記念で、寄贈したものだ。すでに5代目のツリーだという。クリスマスを大事にしてきた学院の歴史を象徴している。

敬虔かつ、堂々と

 クリスマスの始まりを告げるこの式を運営したのは、委員会「キリスト教青年会」の生徒たち。中学と高校にそれぞれ設置され、計約50人が参加している。赤い羽根共同募金などのボランティア活動に参加したり、今回のように学院の宗教行事をリードしたりするのが役割だ。

 式で聖書朗読の大役を担ったのは、中学3年の女子。堂々とした朗読で式の雰囲気をつくった。かなり練習したのだろうなと思って、たずねたら「前日の、リハーサルと夜に少しだけ」とアッサリ。日常の礼拝でも大勢の前で朗読することに慣れているため、もうお手の物なのだという。

 「シャイな子は人前で話す自信がつき、気の強い子は相手を気遣いながら話すことを学びます」と話す吉住先生。キリスト教学校ならではの人間教育を実践している。

 (文と写真:読売受験サポート編集部)

 横須賀学院中学高等学校について、詳しく知りたい方はこちら

 掲載日:2012年12月17日

404860 0 横須賀学院中学高等学校 2012/12/17 09:00:00 2012/12/17 09:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20141208-OYT8I50016-T.jpg?type=thumbnail

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