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五感で学ぶ授業や部活動を体験…東海大菅生

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 豊かな自然に囲まれた東海大学菅生高等学校中等部(東京都あきるの市)では毎年、小学生を対象にオープンスクールを実施している。広々としたキャンパスで行われる体験授業の様子を取材した。

兄妹で参加、リピーターも多い体験授業

丹治充校長の開催あいさつ
丹治充校長の開催あいさつ

 3連休の最終日にあたる7月17日。最寄りのJR青梅線小作駅では、オープンスクールに参加する小学生と保護者が次々と送迎バスに乗り込んでいた。参加者のほとんどは、この送迎バスを利用するか、もしくは車で来校する。

 この日は、約40組の親子が参加。中には、兄妹で参加する家族も見られた。

 「4年生くらいから毎年参加される子どもさんもいます。中学受験を考え始める年齢が年々早まって、早いうちからいろんな学校を検討する人が増えているようです」

 子どもたちの姿に目を細めながらこう話すのは、同校の天羽恒人教頭だ。

 校内へ入ると、受付やエレベーター前に立つ中学生たちが「おはようございます」と声をかけてくれた。6階にある講堂の窓から外を見ると、緑濃い夏の丘陵が広がり、開放的で心地よい。

 午前10時、校長による開会のあいさつに続いて、プログラムの説明があった。オープンスクールのメインとなる授業体験は、10時20分からと同55分からの2回、それぞれ30分間行われる。生徒たちは、国語、算数、社会、美術、英会話の中から2科目を選択。さっそく各教室に分かれ、授業体験が始まった。

目や耳、手を使い、楽しみながら学習

体験授業「英会話」。有名なキャラクターの名前当てをネイティブの先生と楽しんだ
体験授業「英会話」。有名なキャラクターの名前当てをネイティブの先生と楽しんだ

 英会話の授業は、ネイティブ講師の自己紹介からスタートし、次に参加者一人ひとりが、自分の名前と好きなものを英語で紹介する。この日の授業は講師が英語でヒントを出し、「スーパーマリオ」「ドラえもん」「ふなっしー」といった有名なキャラクターの名前を当てるというもの。聞き取りにくい部分や解答のヒントは、英語科の副島有紀子教諭が日本語でフォローしてくれる。子どもたちにとってはおなじみのキャラクターばかりで、講師が英語で出すヒントを聞き取ろうとする集中力には目を見張るものがあった。正解したキャラクターの画像を講師がタブレットで見せると、当てた生徒はうれしそうににっこり。中には振り返って、見学する保護者に笑顔を見せる子どもいて、とてもほほ笑ましかった。

 美術の授業では、誰でも描けるトリックアートに挑戦した。配られた紙には、数個の点が描かれている。美術科の藤田俊哉教諭の手元がモニターに映し出され、それを見ながら参加者たちは太い線や細い線で点と点を結んでいった。最後に紙を二つに折ると、まるでハシゴが壁に立てかけてあるように見える絵が出現した。さらに、「少し左上から、お母さんにスマホで撮ってもらってみてください」と藤田教諭が声をかけると、参加者たちはハシゴが真っすぐに見える角度を探し、撮影。「すごーい」「ハシゴと影ができている!」とはしゃぐ声が教室に響いた。

体験授業「社会」。ゆかりの著名人や特産品などのヒントから都道府県当て「かるた」で盛り上がっていた
体験授業「社会」。ゆかりの著名人や特産品などのヒントから都道府県当て「かるた」で盛り上がっていた

 算数では、1から10までの数字の足し算を、図形を利用した、普段とは違った計算方法で算出することを習った。子どもたちはまず、答えを出すためにいくつかのアプローチの仕方があることを学び、真剣な面持ちで練習問題に取り組んでいた。

 国語では、菅生の自然を題材にした俳句の授業が行われた。在校生や卒業生が作った俳句をもとに、空白になっている箇所の言葉を当てるクイズを出題。例えば「炎天下 まるで床が ○○○○○」という句に、子どもたちからは「ホットプレート!」「地獄!」といった珍答が続出。答えは「フライパン」だった。また、社会の授業では、ゆかりの著名人や特産品などのヒントから都道府県を当てるかるたが行われるなど、どの授業も、子どもたちの興味を喚起し、積極的に参加できるよう工夫されていた。こうした学習は、自発的な行動や探究心を育む、同校の授業方針を反映した内容になっているようだ。

充実した設備で部活動を体験

「探検クイズラリー」。美術室や音楽室など校内にあるチェックポイントを探してまわる
「探検クイズラリー」。美術室や音楽室など校内にあるチェックポイントを探してまわる

 体験授業が終わると、子どもたちは美術室や音楽室など7か所のチェックポイントを探す探検クイズラリーへ。ゴールした順に景品をもらい、緊張もすっかりほぐれた様子だった。

 その後、6階にある食堂でランチタイム。メニューはカレーライスと冷やしうどん。窓の外に広がるパノラマを眺めながら、親子で給食を体験した。

 午後のクラブ体験では、サッカー、野球、テニス、エコクラブ、吹奏楽など九つのクラブから一つ選び、30分ほど練習に参加した。運動部は強豪が多く、専用の設備も充実している。サッカー部は都大会で優勝し、全国大会においてもベスト8に輝いた。今や東京を代表する強豪校となった。人工芝グラウンドでは、参加者たちがそんな強豪チームのメンバーと一緒にボールを追いかけている。体育館では、関東大会ベスト8に輝いたバスケットボール部のメンバーとシュート練習をしたり、室内練習場では、野球部がバッティング練習に励んだりしている。暑い中、参加者たちは部員に交じって汗を流していた。

自然環境を生かした学びが人気

人気の高い「エコクラブ」部室。さまざまな自然観察の活動が見られた
人気の高い「エコクラブ」部室。さまざまな自然観察の活動が見られた

 一方、文化系で人気なのはエコクラブだ。参加者は、在校生が事前に近くの森林で拾い集めた木の実で人形を作製した。クルミやドングリ、栗のイガなどから作られる人形たちは、どれも個性派ぞろい。また吹奏楽部では、金管バンドをやっているという参加者が初めてクラリネットに挑戦。楽器の組み立て方や扱い方などの説明を真剣に聞いていた。

 このオープンスクールには、理科が含まれていない。独自に理科実験教室を行っているためだ。実はこの日、オープンスクールのあとに理科実験教室も行われていた。この教室は同校の人気イベントで、常に定員を超える申し込みがあるそうだ。

 「4年生以上を対象にしていたのですが、あまりに参加希望者が増え、去年は急きょ2部屋を使って対応しました。十分な安全確保の観点から、今年度からは5年生以上に変更しました。それでもあと4回の実験教室は現在すべて満席です」と天羽教頭はうれしい悲鳴をあげていた。

 「自然が教科書」という同校の理念を垣間見られるオープンスクール。きょうだいで入学する生徒が多いのは、この学習内容や環境にひかれ、通いたくなる気持ちが強くなるからだろう。

 (文:石井りえ 写真:中学受験サポート担当)

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208152 0 東海大学菅生高等学校中等部 2017/10/31 05:20:00 2017/10/31 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20171025-OYT8I50087-T.jpg?type=thumbnail

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