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【特集】多様化する入試に対応、国公立・難関私大で最高実績…佼成女子

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 佼成学園女子中学高等学校(東京都世田谷区)は、2019年度の大学入試で、国公立大や難関私大の現役合格実績を躍進させ、過去最高実績を上げた。校内予備校である「講習室」を中心に、多様化する一般入試の情報を分析し、個別の進学指導に結び付けた成果だという。また、近年は、AO入試や推薦入試の対策にも教師陣が力を注ぎ、確実な実績を出している。同校の進路指導について、統括進路指導部長の西村準吉教頭と、AO入試で今春、大学に進んだ卒業生に話を聞いた。

校内予備校のフェローが一般入試の受験を指導

進路指導部長を務める西村教頭
進路指導部長を務める西村教頭

 同校は、2019年度の大学入試で国公立大に23人、早慶上智に32人の現役合格者を出し、過去最高を更新した。

 同校は「学校全体で大学入試を戦う」ことをモットーに積極的な進路指導を行っている。17、18年度の実績を見ても、国公立は14人から18人、早慶上智は23人から22人と堅調な実績を上げてきたが、今回、大きく躍進を見せたことについて西村準吉教頭は、「多様な進路に対して、個別に指導をしてきたことが結果に結びついた」と分析する。

 その個別指導に大きな役割を果たしているのが、校内予備校とも言える「講習室」だという。「以前の大学入試戦略は、一般入試で1本のレールに乗せることが主流でした。しかし近年は、大学に多数の学部が存在し、一つの学部でも複数の入試方式があります。さらに、学科ごとに試験の内容や配点が異なるケースもあります。このように複雑化した入試に対して、教員が情報を集め、一人一人の生徒に合ったレールに乗せて、導いていくことは困難です。そこで一般入試に関しては、その道のプロである『講習室』のフェローに任せて、受験指導を行っています」

 「講習室」では、同校が校内予備校と連携し、放課後や長期休暇を利用して講義・演習・合宿などを展開している。同校のみで難関私立大学を目指す「レギュラー講習」と、男子校の佼成学園高等学校と合同で開講している「トップレベル講習」の2種類がある。指導に当たるのは、外部から派遣されたフェロー、予備校講師、卒業生のチューターだ。

 「フェローは、約690学部の入試科目や配点、傾向などを分析し、同時に、各生徒の学力や性格なども把握しています。双方の情報を総合して、大学とのマッチングを図り、生徒一人一人に対して、『○○の点数を何点上げれば合格につながる』といった戦略的な指導を行っています」

 西村教頭によると、フェローは大学受験のプロであるだけでなく、英語の指導も担当しており、英語検定のスコアを利用した入試対策も万全だという。「今回、難関私立大学の合格者が増えたのは、留学コースの生徒をはじめ、高い英語力を持つ生徒が、英語を武器にできる入試方式とマッチングできたことが大きいですね」

AO・推薦入試は生徒の成長をよく知る教員が指導

 「講習室」を拠点にフェローが指導している一般入試にくわえ、近年は、AO入試や推薦入試の対策にも力を入れ、確実に実績を上げている。「AO入試は、一発勝負の一般入試と違い、高校時代に積み上げてきたものを生かす試験です。生徒が学び、成長していく姿を、一番間近に見ているのは学校の教員なので、担任かどうかを問わず、いろいろな教員が指導に当たっています」と西村教頭は話す。

 「具体的な指導としては、まず生徒本人に自分の未来を構想し、大学で何を学びたいのかをしっかり考えてもらいます。そのうえで、自分はどういう人物かを、他者の検証も踏まえて理解し、希望する大学・学部が求めている人物像と照らし合わせていく。その作業を、教員がサポートしながら進めます。志望校が決まれば、大学の提示する課題に応じて個別に指導を行っていきます」

「SGクラスで積み重ねた学びをAO入試で発揮できました」と話す宍戸さん
「SGクラスで積み重ねた学びをAO入試で発揮できました」と話す宍戸さん

 今春からお茶の水女子大学文教育学部に通っている宍戸希鈴(きりん)さんも、「高校時代の活動を生かしたい」とAO入試に臨んだ一人だ。「学校では生徒会役員を務め、大学主催の学習発表会やグローバルリーダーシップ研修にも、自主的に参加していました。また、私が在籍していた『SG(スーパーグローバル)クラス』では、課題を研究して論文を書いたり、プレゼンしたりする学習を、高校1年生の時から行っています。大学のAO入試も同様のスタイルだったので、学校で身に付けた力が発揮できたのかなと思います」

「英語のプレゼンなど、自分の得意分野で志望校に合格しました」と話す平田さん
「英語のプレゼンなど、自分の得意分野で志望校に合格しました」と話す平田さん

 同じく「SGクラス」出身で、津田塾大学学芸学部に進学した平田紗也子さんは、早い時期から同大を第1志望に決めていたそうだ。「一般入試も考えていましたが、AO入試の内容を見ると、自分の得意な英語のスピーチやディスカッションだったので、受けてみることにしました」。試験前は、中学校時代から教わっているネイティブの先生のもとへ毎日通って指導を受けた。「私にとっては、入試の勉強よりも、高1の時に取り組んだ英語のエッセーやプレゼンの課題のほうが大変でした。今思えば、3年間かけて受験の準備をしてきた感じですね」

「将来の夢は英語の先生になることです」と語る鏡さん
「将来の夢は英語の先生になることです」と語る鏡さん

 課外活動推薦入試を経て、獨協大学外国語学部に進学した鏡瑶希さんは、高3の12月までバスケットボール部で活動し、関東大会に出場した。同大を選んだのは、「高2のイギリス修学旅行で英語に興味を持ったことがきっかけでした。しかし、高3になるまで将来の夢が定まらず、いろいろな先生に相談をしているうちに、英語の教師になりたいと思うようになりました」。入試の課題には800字の論文があり、西村教頭に20回以上、添削をしてもらったそうだ。「進路の相談から入試対策まで、すべて学校にサポートしてもらいました」

高大連携を意識した学びが大学進学の道を開く

 西村教頭は、「多様な選択肢の中から、その生徒にとって最適な進路を見つけるお手伝いをする。そして合格に至るまで、Aプラン、Bプランというように複数のルートを示してやることを大切にしています」と話す。また、これからの大学入試について、「2020年度から大学入試も大きく変わり、AO入試や推薦入試は、総合選抜、学校選抜と名称を新たにし、国公私立とも定員枠が広がると言われています。今後は今まで以上に、高校で積み上げてきたことが大学受験に生かされるでしょう」と見込む。

 「高校と大学の学び自体もシームレスになっていくのではないでしょうか。本校でも探究学習を推進して、『特進クラス』は全員がゼミ学習をしたりするなど、高大連携を意識した教育活動を行っています。受験指導の充実もさることながら、高校の学びをさらに充実させることが、大学進学の道を切り開いていくと考えています」

 (文・写真:北野知美)

 佼成学園女子中学高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

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1612146 0 佼成学園女子中学高等学校 2020/11/12 06:00:00 2020/11/12 06:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201109-OYT8I50022-T.jpg?type=thumbnail

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