生徒主催の学校見学ツアーで魅力を伝える…カリタス女子

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 カリタス女子中学高等学校(川崎市)で8月8日、生徒が主催する学校説明会・学校見学ツアー「Le Tour de Caritas」が行われた。中学受験を考える小学生たちに、自分たちの視線で学校の施設や生活の実際を伝えようと、生徒たちが企画した。校内ツアーやフランス語授業体験、ティーパーティーなど盛りだくさんの一日をリポートする。

台風近づく中、ほぼ満席の参加者

悪天候にもかかわらず続々と参加者が集まった
悪天候にもかかわらず続々と参加者が集まった

 校舎や学校生活、カリタスで学ぶということは具体的にどういうことなのか。先生たちよりも現役の生徒たちが説明する方が、より身近で伝わりやすいというのが今回の学校説明会・学校見学ツアーを企画した生徒たちの狙いだ。

 この説明会を主催したのは、中学3年生の「パンフレット委員」たち。その名の通り、同校の学校案内パンフレットを作る委員会で、入試広報部の教員や制作会社と一緒になって、パンフレットの企画・制作に携わっている。学校の魅力を知り尽くした生徒たちだけに説明会を計画し、実行するのにふさわしいメンバーだ。

 生徒主催の学校説明会・学校見学ツアー「Le Tour de Caritas」が開催されたのは、台風13号が接近していた8月8日。当初、この日の説明会は午前と午後の2回を予定していたが、雨風が強まることを懸念して午後の部は取りやめとなった。

ツアーを主催したパンフレット委員が作成したパンフレットにも同校の魅力が詰まっている
ツアーを主催したパンフレット委員が作成したパンフレットにも同校の魅力が詰まっている

 それだけに、参加状況を気にしていた受付担当の3人の生徒たちは、朝から緊張の表情。午前9時30分に受け付けが始まって、少しずつ参加者が集まりだすのを見て、やっと表情が和らぎ、先生方のアドバイスを受けながら、笑顔で次々と受け付けや会場への誘導にあたっていた。

 最終的に集まった参加者は小学4~6年生の児童と保護者たち約65組。説明会が始まる午前10時までに、会場の小講堂はほぼ満席となった。

クイズや仏語授業体験で学校の魅力を味わう

 学校紹介のビデオが流れた後、説明会を主催したパンフレット委員の生徒たちがあいさつに立った。「今日はお越しいただき、ありがとうございます。ぜひこの機会に、皆さまに私たちの学校生活を見学していただきたいと思います。質問などありましたら、遠慮なくお声をかけてください」

随所でクイズも出題。楽しみながらカリタスについて知ってもらおうという工夫だ
随所でクイズも出題。楽しみながらカリタスについて知ってもらおうという工夫だ

 あいさつが終わると、保護者はその場に残って教職員による学校説明会に臨み、小学生たちは三つのグループに分かれて、それぞれ生徒たちが引率する学校見学ツアーに出発した。

 学校見学ツアーは、同校の校舎を一巡りするコース。ホームルーム教室や広く明るい図書館、聖堂、コンピューター室、理科センターの物理室・生物室、作法室、カフェテリアなどを巡り、窓越しにプールを見たりしながら魅力あふれる施設を紹介していく。

 ツアー中に生徒たちから授業や課外活動、学校生活についての解説もあり、小学生たちは真剣に聞き入っていた。また、随所で三者択一クイズも行われた。「カリタスの文化祭の名前は」「カリタスの購買部で売っているものは」など、どれもツアー中に紹介された内容からの出題で、小学生たちは問題に答えながら同校についての理解を深めることができた。

 途中でフランス語の授業体験も行われた。同校はフランス語を公用語とするカナダ・ケベック州の修道女会が設立した学校であり、中学1年次からフランス語の授業を行う。その感じを前もって味わってもらおうというものだ。

フランス語の授業体験では簡単なあいさつやアルファベットを習った
フランス語の授業体験では簡単なあいさつやアルファベットを習った

 実際に同校でフランス語の授業を受け持っている先生が教壇に立ち、「ボンジュール」「メルシー」といった簡単な単語を発音して見せ、小学生たちが後を追って発音する。なかなか発音しにくい「R」音も、すぐに発音できるようになったので、先生だけでなくツアーを引率する生徒たちも目を丸くしていた。

ティーパーティーで生徒が自分たちの実感を話す

 盛りだくさんの見学ツアーの締めくくりは教室でのティーパーティー。お菓子を食べたり、ジュースを飲んだりしながら、小学生たちからさまざまな質問を受け付けた。

 「学校の雰囲気どうですか」「部活は何をやっていますか」「宿題は多いですか」など学校生活に関するさまざまな質問もあれば、「試験勉強はどう乗り切りましたか」「やる気が出ないときの切り替えはどうしたらいいですか」といった受験生活に関する率直な質問もある。

 小学生にもよく分かるように、生徒たちも丁寧に答えていく。「私もカリタスの生徒は、はじめはみんな清楚(せいそ)でおとなしいと思っていたけれど、実際は元気な人が多くていろんな人と仲良くなりやすいです」「部活や委員会などの課外活動では、違うクラスや学年の人と出会えるので楽しいですよ」など、生徒の視線で同校の魅力を伝えていた。

 最後に、参加した感想などについてアンケートを小学生たちに記入してもらい、ファイルやシールなどをプレゼントした。30分ほどでティーパーティーは終了し、保護者の待つ会場まで戻ってツアーは終了した。

 主催した生徒たちは、「カリタスで過ごしている私たちだからこそ言える魅力が伝えられたらと考え、一生懸命に企画を練りました。準備不足だったなと反省する部分もありますが、楽しかったと言ってもらえてうれしかったです」とこの日を振り返った。

 「ティーパーティーの時間は、小学生のみなさんといろんな話ができて私自身も楽しかったです。カリタスでは自分がやろうと思えば、いろいろなことに挑戦できます。ぜひ、好奇心を持った人に入ってきてほしいです」

 自分たちの学校の魅力を将来の後輩に伝えようとする生徒たちの姿は、ときに笑いを交えながらも常に親切心にあふれていた。生徒たちの姿にあこがれて同校を受験する小学生はきっと少なくないことだろう。

(文・写真:藤本佳織)

 カリタス女子中学高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

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50651 0 カリタス女子中学高等学校 2018/11/29 05:20:00 2018/11/29 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181122-OYT8I50029-T.jpg?type=thumbnail

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