「医学部入試」傾向と対策、教育評論家が語る…秀明

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 秀明中学校・高等学校(埼玉県川越市)は6月2日、将来、医師を目指す小中学生と保護者向けに「医療講演会」を開催した。森上教育研究所の森上展安所長が「医学部入試はどう変わるか?~医学部進学は中・高の学習で決まる~」と題して傾向や対策などを語り、約200人の来場者が熱心に聞き入った。

コミュニケーション力と問題解決型学習を

医師を目ざすうえで必要な教育などについて語る森上展安さん
医師を目ざすうえで必要な教育などについて語る森上展安さん

 この日の講演会は、将来、医師を目指す小学生らに対し、医学部入試の傾向と対策や現役医師が医療の道を目指した動機などを紹介する中で、秀明を有力な進路として検討してもらうのが目的だ。

 壇上に立った森上所長は「私は現在、教育コンサルタントとして、医学部を有する大学から付属の中学・高校を作るためのアドバイスを求められているところです」と、講演を切り出した。このアドバイスを考える中で森上所長は、医師を目指す者が身に付けるべき資質を検討したといい、それを「高い知性や倫理観、そして、対人関係を築くコミュニケーション力」とまとめた。

 そのうえで、日本の医療の水準が海外に後れを取っている現状を指摘し、「グローバル・スタンダードに近づくため、将来、外国の先進医療を学ぶ際にも、中高時代から高いレベルの英語教育を受ける必要性があります」と強調した。さらに、自ら課題を見つけて解決策を探る学習法であるPBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)が近年、大学の医学部でも講義に取り入れられていることを紹介し、中高でも積極的に取り入れるべきだと提案した。

 次に、森上所長は医学部受験の傾向と対策に話を移した。まず、一部の私立大学が英語の配点を従来の2倍にするなど、英語のウェートが今後高まる可能性を示唆。そのうえで「数学はそれほど難しくないが、差が付きやすいので、しっかり取り組んで」と注意を促した。さらに、面接対策として「人としての倫理観や社会への関心が問われます。勉強だけでなく、幅広い分野に興味を持ち、多くの人とも議論し、考えを深めてほしい」とアドバイスした。

 また、全寮制の中高一貫校である秀明に関連して、「寮生活はいろいろなタイプの人間と対話する力が付き、勉強面でも優秀な友人から良い刺激を受ける」とメリットを説明し、「寮が肌に合う生徒にとっては成長につながる可能性があります」と語った。

 最後に森上所長は、「自分の手本となるロールモデルを身近に見つけることが、医師を目指す動機付けとしても大切だ」と強調し、秀明から医学部に進み、現役医師として活躍している2人の卒業生にバトンタッチした。

 続いて登壇した卒業生2人は、在校中の寮生活や受験体験をそれぞれ振り返り、秀明での中高6年間が「医師としての現在の自分の土台になっている」などと語っていた。

 (文・写真:武中英夫)

 秀明中学校・高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

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717720 0 秀明中学校・高等学校 2019/07/31 12:21:00 2019/07/31 12:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190731-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

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