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【特集】改革5年目、生き生き高1生が語る自分たちの今…昭和学院

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 昭和学院中学校・高等学校(千葉県市川市)で、大井俊博校長が先頭に立って進めてきた学校改革が5年目を迎えた。この間、ICT環境を整備してアクティブラーニング型の授業を実践し、英語の授業はオールイングリッシュに切り替えるなど、次々に新しい取り組みを打ち出してきた。改革2年目の2017年に中学に入り、現在高校1年の生徒3人に、中学時代を振り返ってもらい、勉強や学校生活、今の自分と今後の目標などについて聞いた。

ICTやアクティブラーニングで授業改革

 大井校長は2016年度に同校に就任すると、すぐに学校改革に取り組み、その年のうちに授業の刷新に取りかかった。各教科ともICT機器を取り入れ、各教科でアクティブラーニング型の授業を開始し、特に英語の授業は「オールイングリッシュ」に切り替えるなど、大胆な改革を進めた。授業以外でも18年から、生徒たちに未来を考えるきっかけを与えようと、教師やさまざまな分野の専門家らが毎月、講演する「SGアカデミー・未来講座」が開催されている。現在高校1年の大森菜々さん、杉原百花さん、安嶋(あじま)義之君らは、これらの改革が本格化した17年に、昭和学院中学校に入学した。

 ――アクティブラーニング型の授業、特に英語の授業はどうでしたか(以下、敬称略)。

ネイティブの教員(右奥)による英語の授業
ネイティブの教員(右奥)による英語の授業

 大森 最初は、英語だけで行われる授業に戸惑いましたが、すぐに慣れました。ネイティブの先生は廊下などでも気軽に声をかけてくれるので、リスニングの力は付いたと思います。また、多読の授業が新鮮でした。先生が挿絵の多いものから長編の物語まで、たくさん本を用意してくれるので、自分のレベルに合った本を選び、読書をするのが楽しかったです。

 杉原 グループワークや話し合いをする授業も多く、グループの意見を電子黒板に映して発表したり、ディスカッションをしたりしました。自分と違う意見を知ることで、さまざまな視点で物事を考えるようになりました。

 安嶋 いろいろな授業で、1人1台のiPadを活用しました。調べ学習や、パワーポイントを使った発表、デジタル化したノートを使って、意見や考え方の共有もしました。また、授業で使ったプリントをデータ化してくれる先生もいました。ITのツールを使うと、学び方の幅が広がり、生徒も積極的に授業に参加できると思いました。

 ――「SGアカデミー・未来講座」で印象に残った講演はありますか。

教師やさまざまな分野の専門家らが毎月、講演する「SGアカデミー・未来講座」
教師やさまざまな分野の専門家らが毎月、講演する「SGアカデミー・未来講座」

 大森 講演者は覚えていないのですが、「自分の考えを整理することは大事。寝る前に、自分の思いをノートに書いておくと、振り返りができて良い」という話を聞き、実行したことがあります。どんな分野でも、何かを成し遂げた人は、とてつもなく努力をしていて、話に説得力があります。

 杉原 本校の新体操部の監督をしている先生が、「自分の可能性を高める方法」について講演をしました。その中で、「『何々をしたい、何かになりたい』ではなく、『何々をする、こういう人になる』と宣言すると、決意が固まり、夢も実現する」という言葉が印象的でした。

 安嶋 パラリンピックの車椅子フェンシングの代表選手が、講演後にデモンストレーションをしてくれました。生で見る試合は、迫力がありました。また、JICA(国際協力機構)の人が、国際ボランティアのことや、世界に目を向ける大切さを熱く語り、自分もボランティアに興味があるので、勉強になりました。

勉強、部活動、学校行事に打ち込む

 ――中学時代に力を入れてきたことをそれぞれ話してください。

 大森 小テストや定期考査に向け、対策を立てて実行してきたことです。入学当初は、効率の悪い勉強をしていたのですが、中3生から勉強法を教わる機会があり、そこでいろいろ質問をして、自分に合った勉強法を見つけました。

 杉原 中1は吹奏楽部、中2では弦楽部に入り、部活動と勉強の両立を頑張りました。部活のある日は帰宅が遅くなるので、短時間に集中して勉強し、部活がない日に学習時間を多く取るようにしました。特に英語に力を入れ、英検準2級を取得しました。

 安嶋 生徒会中学校中央委員会の委員長として、「桜和祭」(文化祭)の実行委員長も兼任し、企画が成功するように全学年を取りまとめました。また、2年の時に5人の同級生と、プログラミング同好会を立ち上げ、3年の「桜和祭」では、外部向けのWEBページを制作しました。

 ――学校生活の中で身に付いたものは何ですか。

 大森 学習の習慣が定着しました。毎日、勉強したら成績が上がり、それがモチベーションになって、また勉強に励み、結果が出る。そんなサイクルができて、今は発展的な学習にも、自分から取り組んでいます。

 杉原 一番身に付いたのは英語力です。私は話をするのが苦手なのですが、英語を使うと積極的になれるので、そこから話すことに自信が付きました。今は自分の考えをもっと伝えられるよう、語彙(ごい)を増やすことに力を入れています。

 安嶋 委員長の経験を通して、企画を提案したり、人をまとめたりする力が付いたと思います。また、以前より人前で堂々と話せるようになりました。

出会いや経験を大切にして将来を見つめる

 ――中学3年間で最も思い出に残ったことは。

「学校改革以前と比べ、生徒たちに主体性が身に付いてきた」と話す寺田先生
「学校改革以前と比べ、生徒たちに主体性が身に付いてきた」と話す寺田先生

 大森 「桜和祭」です。中学校は学年を縦割りにして、展示や発表を行います。ほかの学年の生徒と協力する楽しさや大変さを経験し、一つのものを作り上げる達成感を味わいました。

 杉原 3年の時に、全員参加のオーストラリア語学研修があり、私は初の海外体験だったので印象に残っています。途中、ホームステイ先で体調が悪くなり、そのことをホストマザーに伝えたことがありました。日本では、黙っていても周りが気遣ってくれるけれど、人に何かを伝えるには、自分から行動しなくてはいけないことを実感しました。

 安嶋 生徒会や文化祭のリーダーになったとき、多くのことを引き受け過ぎて空回りし、自信を失ったことがありました。そのとき、3年続けて担任だった先生が、「これを読んだら考えが変わるかもよ」と、「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン著)という本を貸してくれたのです。その本から、人に任せることも大事だということを学び、気が楽になりました。先生との良い思い出です。

 大森 将来は、図書館の司書か公務員を目指したいです。そのためにも、大学進学に向けて努力を続けていきます。

 杉原 大学に進んだら英語に限らず、言語を学びたいです。将来は日本にある大使館で働き、外国との架け橋になりたいと思っています。

 安嶋 自分には小学校から消防関係の仕事に就きたいという夢があります。現在も災害ボランティアや消防少年団の活動に参加し、最近は、火災調査などの研究に興味を持つようになりました。大学の理系学部に進むのが、今の目標です。

 3人を見てきた中学校教務部副部長の寺田定代先生は、「学校改革以前と比べ、生徒たちに主体性が身に付いてきた」と話す。「学習も自ら取り組み、自分の意見なども発信することができます。生徒たちには、今持っているものを大事にして、自分の夢につなげてほしい。そして、社会に貢献できる人に育ってほしいと願っています」

 (文:北野知美 写真提供:昭和学院中学校・高等学校)

 昭和学院中学校・高等学校について、さらに詳しく知りたい方はこちら

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1720186 0 昭和学院中学校 2020/12/23 06:00:00 2020/12/23 06:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201222-OYT8I50044-T.jpg?type=thumbnail

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